歌の伴奏やピアノの演奏を担当する保育園
ピアノ講師が働く場として、保育園や学校があります。ピアノで伴奏をしてもらうとか、音楽の授業を担当するなど、特に私立の学校や保育園で募集があります。
保育園では保母さんが保育を担当としていて、中にはピアノを演奏する事ができない人もいますので、ピアノ講師を募集する事がよくあります。ピアノ講師が保育を担当することはできませんので、ピアノを演奏する、歌を指導する先生としての役割を担います。
保育園のピアノ講師の求人は、学校と同様に春に多くなります。春以外の季節にピアノ講師の求人を探しても、産休などで急に勤務していた講師がいなくなった場合などの突発的な求人に限られ、ほとんど見つけられない傾向にあるので注意が必要です。
- 保育園のピアノ講師の求人は春に探す事がポイント。
音楽講師やピアノ講師として求人がある学校
私立の学校には、音楽科のある中学校や高等学校があります。音楽科のある学校ではピアノ講師は必要な人材ですので、求人は十分に考えられます。ただし、毎年ピアノ講師を採用する事はあまりないなく、現職のピアノ講師が辞めない限り欠員は出ません。そのため、求人が出ると考えられる春でも、ピアノ講師の求人が出ることは珍しい傾向にあります。
音楽科のある学校ではなく、小学校、中学校、高等学校と一貫教育をしている学園などでも、音楽の専門の講師としてピアノ講師を採用する事があります。この場合はピアノ講師というより音楽講師としての役割があります。学校の講師になる場合は、ピアノが演奏できるというピアノ講師というだけでなく、音楽大学卒業ということも条件になっているはずですので、ピアノが専門で音楽大学を卒業した人であれば、音楽講師としても十分にできる可能性があります。
- 狭き門だが、学校講師の求人が出る事もある。
非常勤講師の求人も探せる
保育園や学校では常勤のピアノ講師の求人だけでなく、非常勤のピアノ講師の求人も探すことができます。非常勤の場合は特に季節を問わず求人が出る可能性があります。私立の保育園や学校の場合は、欠員が出た時に学校から募集がありますが、公立の学校の場合は市役所や区役所などで登録しておくことで、欠員が出た時に連絡をもらえるところもあります。勤務が可能な地域の教職員の採用についてチェックをして、登録ができるところには登録しておくと良いでしょう。
非常勤のピアノ講師の場合は、採用されても毎日の勤務ではなく曜日が決まっているとか、担当の授業だけを受け持つなど、決まった曜日、時間のみの勤務になる事も多くあります。非常勤の場合は、他の楽器店などのピアノ講師や、自宅で開業している教室とあわせて勤務することもできます。
- 非常勤講師としてフレキシブルな働き方も視野に入れたい。
本記事は2015/07/13の情報で、内容はピアノ講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。