看護師転職エージェントのメリット

職業:看護師

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 看護師が転職する場合の方法は、転職求人サイトや求人誌を見て応募する、ハローワークやナースセンター(日本看護協会)を利用する、転職エージェントに登録する、病院などのHPを見て自分で直接応募するなど、様々なものがあります。

 

 ここでは、最近インターネットなどでもよく見かけるようになった「看護師の転職エージェント」の利用がもたらすメリットついて説明していきます。転職エージェントを利用したことがない人は、何となくハードルが高そう、やり取りが大変そう、などと躊躇ってしまうことも多いようですが、転職者にとってメリットが大きく、非常に有効なツールですので、是非うまく活用してみて下さい。

 

 

看護師の転職における「転職エージェント」の活用状況は?

 まずは、看護師の転職方法の現状について、調査結果をもとに確認してみましょう。

 

 厚生労働省が実施した「看護職員の現状と推移」(※看護職員=看護師・准看護師・保健師・助産師の総称)によると、平成24年に再就業した看護職員約14万人のうち、ハローワークやナースセンター以外の方法で転職した人は「約8.3万人」という結果が出ています。

 

 もちろんこの中には求人誌や直接応募などの様々な転職方法が含まれているわけですが、再就業者の約6割弱が、ハローワークやナースセンターなどを使わずに転職に至っているということになります。

 

(出典:厚生労働省「看護職員の現状と推移」を加工して作成)

 

 また、別の調査「医師・看護師に係る職業紹介に関するアンケート調査」の結果も見てみましょう。これは、職業紹介事業者(転職エージェントなど)と、その取引先である企業(医療機関など)を対象としたアンケートです。

 

 医療機関(病院・診療所・福祉施設)に対して、「看護師の人材募集を行う時によく利用する採用方法は何か?」という質問の回答結果を見てみると、「公共職業安定所」つまりハローワークが最も多くおよそ半分を占めているのですが、「民間職業紹介事業者」が39.6%で2番目に活用されています。

 

 なお、今回の調査対象は「転職エージェントとの取引実績がある企業(医療機関など)」であるため多少の偏りは考えられますが、それを考慮しても、民間職業紹介事業を使う事業者は一定数存在するということが分かります。

 

【よく利用する採用方法】(164の事業所(病院・診療所・福祉施設)への質問・3つまでの複数回答)

よく利用する採用方法 単位(%)
公共職業安定所 51.2
民間職業紹介事業者 39.6
直接募集 22.6
職員の紹介 20.1
インターネットの求人情報サイトへの掲載 15.2
新聞広告への掲載 13.4
求人情報誌への掲載 12.8
特別の法人等(地方公共団体、商工会議所等)(※ナースセンター含む) 6.7
縁故 5.5
医局や関係機関からの紹介 2.4
その他 2.4
採用していない 3.0
無回答

20.1

(出典:厚生労働省「医師・看護師に係る職業紹介に関するアンケート調査結果(概要)」を加工して作成)

 

  • 全体の半数以上の看護職員が、ハローワークやナースセンターを使わずに転職している。
  • 採用側への調査によると、よく使う採用方法として「転職エージェント」を挙げている事業者は4割弱という結果も。
  • 上記のことから、転職エージェント経由の転職は有効な手段であると推測できる。

 

看護師の転職エージェントを利用するメリット

 では、看護師の転職活動において、転職エージェントを使うとどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

 

登録無料で担当のコンサルタントがつく

 転職エージェントの一番の魅力は、なんといっても担当のコンサルタントがついてくれて、登録費用や利用は全て無料というところです。

 

 利用方法としては、基本情報を入力して登録するとコンサルタントの方から電話がかかってきます。そこでどんな病院や医療機関を希望しているか、詳しい転職の希望条件(給与、勤務体系、年間休日数などの待遇)を伝えると、コンサルタントの方が条件に合った求人を紹介してくれるというものです。下記は「マイナビ看護師」の利用ガイドですが、おおむねどの看護師転職エージェントも流れは同じであり、完全無料で利用できます。

 

(出典:「マイナビ看護師」)

 

 コンサルタントとあまりウマがあわないと思えば担当者変更ができる転職エージェントもありますし、まだ確実に転職を決意していないフェーズでも気軽に相談できますので、人気が高いのです。

 

 ちなみに、なぜ無料でサービスを利用できるかというと、転職エージェントは、看護師の転職が決まって入職すると、転職先から成功報酬として「紹介手数料」を受け取るというビジネスモデルで利益を得ているためです。この仕組みは厚生労働大臣から正式な許可を受けた人材紹介業のみが行えるものです。当サイトで紹介している看護師転職エージェントも、もちろんすべて正式な認可を受けて完全無料でのサービスを実施している企業ばかりです。

 

  • 完全無料で利用でき、コンサルタントと二人三脚で転職活動をする方法が人気。

 

非公開求人や人気職種の求人が豊富

 非公開求人が多いのも、転職エージェントの大きなメリットです。非公開求人とは、いわゆるハローワークやナースセンター、求人誌や医療機関のホームページなど、一般的に公開されている求人情報には載っていない求人というものです。

 

 条件が良いため公開するとすぐに募集者が集中してしまう、人手不足で人材を募集していることを他の施設に知られたくない、特定分野の経験者や管理職募集など、適した人材を効率よく採用したい、などの理由から求人を非公開としている所が多いようです。

 

 非公開求人数は各エージェントによってまちまちですが、「マイナビ看護師」の場合は全体の4割程度、「医療WORKER」は全体の7割程度が非公開求人となっており、登録者の中でスキルや希望条件が合致する人に優先的に求人を紹介しています。

 

 

 また、病院以外の人気の職種を扱っているのも特徴です。例えば、転職エージェントならば、人気があり中々求人が出ない一般企業の企業看護師(産業看護師)や、看護師のコールセンタースタッフ、治験で働く看護師などの求人も豊富にあります。このような求人は、例えばナースセンターのWebサイトで求人検索をしてみてもなかなか見つけることができません。

 

 そして、これらの人気の仕事もやはり、非公開求人が多い傾向があります。例えば、「マイナビ看護師」で「治験関連企業(CRA、CRC)」を条件に求人検索をすると、該当する公開求人は「95件 ※非公開求人は除く」となっています。

 

 しかし、この95件の中にも、下記のように「企業名非公開」の求人が含まれており、これはマイナビ看護師に会員登録をしなければ分からないのです。今回の検索結果だと、95件の求人のうち、「企業名非公開の求人」は34件ありました。(※2018年5月17日時点の調査情報)更に、これ以外にサイトに掲載すらされていない非公開求人もある、ということになります。

 

(出典:「マイナビ看護師」 ※2018年5月17日の調査情報)

 

 また、「医療WORKER」で施設形態を「企業」に絞って検索してみると、公開求人は350件(この中にはマイナビ看護師と同様に、企業名を伏せた求人も含まれています)、サイトに掲載されていない非公開求人は147件(全体の3割程度)という結果でした。

 

(出典:「医療WORKER」 ※2018年5月17日の調査情報)

 

  • 看護師の資格を活かした病院以外の希少な求人も探しやすく、非公開でここにしかない貴重度の高い案件にも出会える。

 

担当コンサルタントのサポートが手厚く、全て代行してくれる

 

 自分での転職活動は考えている以上に大変です。当たり前のことですが、自分の希望に合った求人探しから面接の日程の段取りまで全て自分でしなければならないからです。しかし、転職エージェントは違います。担当コンサルタントが求人のピックアップから面接の日程調整、入職や退職のサポートまで全て請け負ってくれます。

 

 特に各社ともコンサルタントのフォロー体制には力を入れており、応募書類(職務経歴書など)や履歴書を書くのが苦手…という看護師の方には添削指導までしてくれますし、こちら側からは中々言いにくいこと(給与や待遇関係など)や、聞きづらいこと(人間関係や職場の雰囲気)までコンサルタントの方が直接仲介して聞いてくれるのでとても心強いです。

 

 自分で応募先の施設と直接交渉すると雑務が増えますし、諸々の交渉も面倒ですので、仲介役がいると負担が軽くなります。担当コンサルタントの方は多くの看護師の転職を手掛けてきているので、的確なアドバイスを頂けることもあります。

 

 また、下記のような細かい希望条件や、現職の事情、転職希望時期など、個々の希望に合わせて対応してくれる所も魅力的です。

 

  • 小さい子どもがいるので夜勤は避けたい
  • バリバリ働いて経験を積み、キャリアアップしたい
  • 今よりも給料が高い病院に移りたい
  • 転職は急いでいないので、条件に合う病院があれば話を聞きたい
  • とにかく急いで転職したいので、沢山の案件を紹介して欲しい
  • 引越しによる転職なので、応募先の情報を事前に詳しく知りたい

 

 当サイトに寄せられた看護師転職エージェントの利用者の口コミを見ると、「急かされることなく、自分のペースで転職活動ができた」「就業可能な日時やエリアを絞っていたが、条件に当てはまる病院をスムーズに紹介してもらえた」「履歴書の添削や面接のアドバイスをしてもらえた」などの投稿があり、コンサルタントのサポートがきめ細やかであることが分かります。

 

【「マイナビ看護師」利用者の口コミ】

 

参考「マイナビ看護師」の全ての口コミ・特徴はこちら

【「ナース人材バンク」利用者の口コミ】

 

参考「ナース人材バンク」の全ての口コミ・特徴はこちら

  • 転職エージェントは、最小労力で最大のパフォーマンスを出すのに重要な存在。

 

希望条件とのミスマッチが少ない

 

 いざ入職したら、事前に聞いていた条件や仕事内容、環境と全く違っていた…というミスマッチは、転職する看護師はもちろん、採用側も避けたいことです。

 

 自力で転職活動を行う場合は、求人誌やインターネット上の募集内容、病院のHPなどからしか情報を入手できません。疑問点を直接質問できるのは面接のときのみということが殆どですし、内部の実情まで把握するのはなかなか難しいです。また、給料や休日などの勤務条件は「強く伝えたり細かく質問しすぎると、不採用になってしまうのではないか」という不安から、曖昧なまま入職してしまう、というケースもあるのです。

 

 その点、転職エージェントはコンサルタントが事前に病院を訪問して、募集したい人材や職場の状況などを細かくヒアリングしています。病院の人事採用担当者だけでなく、看護師長や現場の看護師さんたちにも話を聞き、リアルな職場環境も確認をしているのです。更に、諸条件(夜勤やオンコールの有無、残業時間、勉強会の頻度、キャリアプランや昇給昇格の実情)、待遇面(給料やボーナス、有給消化率、産休育休の取得実績)など、個人の応募では聞きづらいことも事前に入手しています。

 

 これらを踏まえたうえで、スキルや条件が合致する人に案件を紹介してくれますから、条件から大きく外れた求人を提示されることは少ないですし、待遇や条件などはある程度交渉もしてくれます。

 

 実際の利用者の口コミにも「給料や福利厚生など、良い面だけでなく正直に教えてもらえた」、「条件が合わないことを伝えると、すぐに別の施設を紹介してくれた」などの投稿があります。

 

【「医療WORKER」利用者の口コミ】

 

参考「医療WORKER」の全ての口コミ・特徴はこちら

 厚生労働省の調査で、民間職業紹介事業者(つまり転職エージェント)に対して、「医師・看護師の紹介で、民間職業紹介事業者が他の採用方法と比べたときに持っているメリット」を聞いたものがあります。メリットの1位は「求職者と医療機関がお互いを十分理解した上で採用できる(ミスマッチの少なさ)」で53.3%でした。これは医師と看護師の両方が含まれていますが、転職エージェントが主張するメリットとはつまり強みです。転職者もこの強みを上手に活用すべきであることは言うまでもありません。

 

【医師・看護師の紹介で、民間職業紹介事業者が他の採用方法と比べたときに持っているメリット】

(転職エージェント182社への質問(医師98事業所、看護師149事業所)・3つまでの複数回答)

メリット 単位(%)
求職者と医療機関がお互いを十分理解した上で採用できる(ミスマッチの少なさ) 53.3
迅速に求職者を紹介することができる(採用に至るまでのスピード) 33.5
就職後のアフターケア 26.4
能力の高い求職者を紹介できる 22.0
苦情やトラブルの際の対応 14.3
登録者が多いため、条件に合った求職者を確実に紹介できる 11.0
多くの求職者を紹介し、多数の候補の中から求人者に選考してもらうことができる 4.4
その他 8.8
無回答 19.8

(出典:厚生労働省「医師・看護師に係る職業紹介に関するアンケート調査結果(概要)」を加工して作成)

 

  • 転職希望の看護師と採用側の双方のミスマッチが、最小限に抑えられる。

 

働きながらの転職活動がしやすい

 

 これまで説明してきたとおり、担当コンサルタントの手厚いサポートがありますので、働きながら次の職場を探しやすいのも良いところです。転職活動をするときにブランクを開けてしまうと、保険や年金の手続きなど国民年金への短期間切り替えなどが面倒ですし、給与面でもダメージがあります。できれば連続性を持って入職したいところですが、そのためには「働きながらの転職」が必要です。

 

 しかし看護師の仕事というのは多忙ですから、仕事をこなしながら自分で求人を探し、応募書類を作成し、面接の日時をやり繰りする…というのはかなりの労力を要します。

 

 そういう意味でも、転職エージェントを使えばわざわざ休日にハローワークに出向いたりする必要もありません。コンサルタントがメールや電話で案件を紹介してくれますし、面談の日程も仕事の都合にあわせて組むように調整してくれます。自宅で携帯さえあれば簡単に求人内容の確認やコンサルタントとのやり取りができるのは、忙しい看護師にとっては非常に有難いポイントです。

 

 利用者の口コミにも「在職中の転職活動だったが、打ち合わせや面接時間の調整をしてもらい、無事転職できた」 という声があります。

 

【「看護のお仕事」利用者の口コミ】

 

参考「看護のお仕事」の全ての口コミ・特徴はこちら

  • 在職中の転職活動がしやすく、給料が出ない期間を作らず次の職場に行けるのもメリット。

 

まとめ:複数のエージェントを使って上手に転職活動をしよう!

 これまで説明したように、看護師が転職エージェントを使って転職することは、多くのメリットがあります。ただし登録のタイミングや各社の強み、担当者との相性もありますから、幾つかの転職エージェントに登録して、最終的に自分に合うところを使うのもお勧めです。

 

 当サイトの「看護師の転職に関するQ&A掲示板」にも、現職の看護師からの転職エージェント活用法と登録数に関する疑問に対して、「複数社の登録が良い」との回答がついています。

 

参考看護師転職サイトは複数社の登録がお勧め

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参考看護師転職エージェントの特徴と口コミ一覧

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本記事は2018/05/18の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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  5. 療養型病院
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  7. 災害拠点病院
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  1. 訪問看護ステーション(訪問看護師)
  2. 特別養護老人ホーム
  3. デイサービス
  4. 老人保健施設
  5. デイケア
  6. グループホーム
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  8. 地域包括支援センター

職場別の看護師の転職(その他)

  1. 一般企業(産業看護師)
  2. 治験業界
  3. 空港
  4. フライトナース
  5. 保育園
  6. 乳児院
  7. コールセンター

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