バーテンダーの5つの仕事内容
- 清掃
お店の営業前に必ず行うのが店内の清掃です。個人店であれば当たり前のことですが、ホテルや宴会場などの清掃クルーが存在する店舗でも、バーエリアはバーテンダーが清掃します。
バーには専門的なツールも多く、非常に高級なお酒やグラスの取り扱いもあるので、バーテンダーが責任をもって行うのです。グラスも丁寧に磨きあげておきます。カクテルにはフルーツなどの食材も扱うので、厨房と同様に特に清潔に保たねばなりません。
- 仕込み
営業中に使用するものの準備をすることを、仕込みといいます。 カクテルの味を左右する大切な氷は、角氷から丸氷やクラッシュなど使いやすい大きさに削り出します。フルーツをカットしてカクテルに飾るガーニッシュを造り、フレッシュジュースを絞ります。必要であれば、おつまみの仕込みも行います。他に、おしぼりやコースターやナフキンなどを用意し、ゲストの来店に備えます。
- 倉庫出し・出庫作業
納品されてきたものを整理して在庫を管理する作業です。飲材やフルーツ、食品のほか、ストロー・ナフキン・マッチ・ショップカード等の備品や、おしぼりやリネン類など多岐にわたります。瓶ものが多くケースで納品される飲材や、生ビール樽に、リネンも量が増すと意外と重く、とても重労働です。個人店では、足りないものは自分で買い出しに行ったりします。
- オペレーション
実際の営業中の業務のことです。ゲストへの接客と、バーテンダーとしての花形業務であるカクテル調合が主な仕事です。お酒にまつわる専門知識を身につけ、シェイクやステア等のカクテル調合スキルを磨く為には日々の勉強が欠かせません。
- クローズ作業
営業終了後は全ての器材を片付け、店内を清掃し、お店をクローズの状態にします。翌営業に必要なものを確認して発注をかけます。レジ閉めをして会計報告をし、その他必要なレポートや顧客リスト作成などの事務作業を行います。
- 清掃から事務作業までバーテンダーの仕事内容は多岐にわたる。
本記事は2015/12/10の情報で、内容はバーテンダーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。