オーセンティック・老舗バーの求人
ごく稀に、公に求人がでることがありますが、基本的には紹介による雇用が多いです。特に銀座や老舗バーが多い地域では、求人がでると「誰が辞めたのか?」「オーナーと折り合いが悪かったのか?」などと良くない噂や憶測話が広がるからです。一流のバーになるほどその傾向は強く、バーテンダーはバーの顔であるため、バーテンダーが変わるというのはお店にとっては一大事なのです。
こういったバーはそれぞれ独自のこだわりや伝統が強く、ゲストも一流の人が集うため、仕事内容は厳しいです。ですが、オーセンティックバーで勤務した経験は、バーテンダーにとってはなにものにも代え難い貴重な財産となります。その後の転職や独立の際にも、間違いなく有利になります。
本気でバーテンダーとして生きていきたい場合は、1度は経験しておくべきです。仲介してくれる人やチャンスを探すか、相当な熱意を持っていればお店い直談判をするのも意外と可能性があるものです。
- 紹介による雇用が多い狭き門だが、本気でバーテンダーとして生きていきたい場合は、1度は経験をしておきべき。
ショットバーの求人
街のショットバーでは稀に求人があり、アルバイト採用が主で時給は900円〜1200円程です。
マスターや先輩が教えてくれるので、未経験者でもOKな店舗もあります。基本的な酒類知識、カクテル調合技術とともに、経験を積みオーナーとの信頼関係が強くなれば、経営面のスキルも学ぶことができます。
オーダーはウイスキー中心なのか、カクテルが多いのか、店舗に特化した商品が出るので、事前にお店の傾向をきちんと調べておくことが大切です。
- オーナーとの信頼関係が強くなれば、経営面のスキルも学ぶこともできる。
プール・ダーツバーの求人
ビリヤードやダーツ、シュミレーションゴルフなどのゲームを楽しみながら飲めるプールバーやダーツバーは、チェーン展開されている店舗が多く、その分求人も多いです。大体、アルバイト採用と正社員(店長候補)採用があり、時給は1000〜1300円程です。
ビールやジントニックなど簡単なカクテルのオーダーが多く、本格的にバーテンダースキルを磨きたい人には物足りないかもしれません。また、ゲームを楽しみに来店するゲストがほとんどなので、バーテンダーらしい接客の場は少ないかもしれませんが、ワインの取り扱いが多いところもあるので、広く浅く知識を身につけるには働きやすいです。
- 広く浅く知識を身につけるには働きやすい。
パブ・スタンディングバーの求人
外国人が多く集うパブや、気軽さが売りのスタンディングバーでは比較的ラフに働くことができます。アルバイト採用が主で、時給は900円〜1300円程です。
髪型などの身だしなみやカクテル技術よりも、バーテンダーの個性やコミュニケーションスキルが重視されます。オーダーは、ビールやショット、ワインなどが多く、オーソドックスなカクテル調合技術はあまり学べませんが、グローバルな雰囲気で楽しく勤務できます。
- カクテル調合技術はあまり学べないが、グローバルな雰囲気で楽しく勤務できる。
会員制のバー、ラウンジの求人
近年、主に都心で多く出店されている形態で、新規オープンも多いので求人がでています。
一見、クラブのような内装であることが多く、メニュー設定金額と客単価が高いのが特徴です。その分、時給も1500円〜2000円と高めの設定です。
その店の会員であることがステータスに感じられるような接客を心がけなくてはならず、より高度な接客スキルが求められます。
- 会員制の分、より高度な接客スキルが求められる。
本記事は2015/12/15の情報で、内容はバーテンダーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。