意外と多い未経験可の求人
アルバイト雇用であれば未経験可の求人は数多くあり、その大部分はダイニングバーや居酒屋、中規模のショットバー、新規オープン店などです。求人が多い理由としては、バーは比較的開業しやすいので次々と新規オープンしたり、飲食業界は離職率が高く人手不足に悩まされているという背景があり、未経験可として募集のハードルを下げているケースがあるのです。
そこで気をつけなくてはならないのは、お店の選び方です。カラオケボックスのドリンク係も、コーヒーショップの店員も、「バーテンダー」という名で求人にでていることもあるくらいなので、募集要項を見極めなくてはなりません。
既存の店舗ならば、1度ゲストとして利用し、お店の雰囲気をチェックしておきたいところです。新規オープンの店舗ならば、面接時に店内装や雰囲気をチェックし、担当者とよく話をして、自分のバーテンダー像と重ねて相違がないかを判断します。
- 広義の意味でのバーテンダーの求人が多いので、仕事内容を事前にきちんとチェックする。
良質なバーを見極めるポイント
稼ぎながら勉強・成長できるすばらしい環境を見逃さないための、お店を見極めるポイントは主に以下の4点です。
- お酒の品揃えが幅広く豊富にあること。
- バーカウンターがあること。(カウンター外での接客がない)
- マスターやバーテンダーのトップが実務経験豊かであること。
- 常識を超えた料金設定でないこと。
物事は始めが肝心です。未経験から学ぶ場だからこそ、総合的な酒類知識とカウンター接客ができるお店はどうかが重要になります。単なるビール注ぎ、ドリンクマシン、ホスト・ホステスまがいのバーテンダーにならない為に注意が必要です。
- 本質的なバーテンダーとして働けるお店を見極める。
未経験で採用されるには
未経験であっても、どれだけ情熱をもっているかが採用に関わってきます。きっかけは「接客が好き」「お酒が好き」「飲むのが好き」でも良いのです。その後、どれだけ勉強する意欲を持っているかを採用者は見ています。
また、多少大変なことがあっても、ある程度の期間は腰を据えて勤務をする覚悟をもって臨みます。ゼロから教えたスタッフがようやく1人前になった頃に辞められたのでは、育てた甲斐がありません。例えアルバイトであっても、1度採用されたならば、ある程度の期間は勤務を続けます。それが、恩と義理というものです。
- バーテンダーという職種への情熱と、長期間勤務を心がける。
本記事は2015/12/15の情報で、内容はバーテンダーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。