獣医師の将来性・今後

職業:獣医師

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社会問題が獣医師に及ぼす影響

 少子高齢化社会、人口減少、TPPの国内農業への影響など、ニュース番組で取り上げられる問題は食料事情や飼育動物数の増減に関わってくるので、獣医師にも影響があります。しかし、獣医師の仕事は様々な分野に分散して存在するため、何かが起きたとしても直ちに大きな影響は受けないと考えられます。

 

小動物診療施設や小動物関連ビジネス

 これまで家庭におけるペットの飼育頭数は飛躍的に伸びて、バブル崩壊後の世の中でも順調に売り上げを伸ばしてきました。しかし、犬の登録頭数の推移を見ると、近年の伸び率は鈍化していて、ここ数年では減少しています。

 

 少し前までは空前のペットブームでしたが、ブームを引き起こした世代の高齢化が進み、ブームに陰りが出始めました。介護を必要とする高齢者は新たに動物を飼う余裕はありませんし、若い世代も少子晩婚化が進み、子育て世代の貧困化が問題になる世の中になりました。どの世代も動物を飼育するだけの手間や時間、お金のある家庭ではないので、今後は新しく動物を飼育する人は減ると考えられます。

 

 このような背景を考えると、動物病院やその他のペット関連ビジネスは頭打ちの状態にあり、今後は徐々に売り上げが減っていき、10年ほどの間に整理が進んでいくでしょう。新規開業者はよりいっそう差別化を図らなければ経営は苦しくなると予想されます。

 

  • 今後はペットの減少に伴ってペット業界の売り上げも低下し、倒産する病院が出てくる可能性も。

 

大動物診療施設

 今後も国内の農家の戸数は減少し続けて、高齢者が家族経営している小さな農場は廃業するでしょう。しかし、家族経営している小さな畜産農場は、獣医師に診療を依頼する頻度が少ないので、減少したとしても大きな影響はありません。

 

 TPPの影響で日本の農業が大打撃を受けると猛反発されていましたが、国産の畜産物は値段で輸入品には勝てないものの、匂いや味、食感は優れているので、需要がなくなることは考えられません。低コスト化できない日本の農業は、以前から質で勝負する農業を進めていて、TPPの参加によってさらに品質やブランド力で勝負するしか道がなくなります。

 

 今後、世界規模でのブランド化に成功すれば、畜産物の希少性が高まり価値は上がるので、家畜にかけられる診療費が今より上がります。つまり、今より治療の選択肢が増えて高度な診療技術を求められるようになります。

 

  • 大動物の診療に携わる獣医師は高齢化により減少するが、診療に従事する獣医師は一定数いると考えられる。

 

地方公務員の獣医師

 現在、地方にいくほど獣医師不足は深刻化していますが、小動物分野の獣医師は飽和状態にあるので、地方公務員の待遇が改善されれば、獣医師の偏在問題は解消すると考えられます。

 

  • 地方の人口の減少、高齢化は進むので、行政のスリム化により獣医師の必要数は長期的に見れば減る。

 

本記事は2015/06/24の情報で、内容は獣医師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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