高年収の獣医師の求人

職業:獣医師

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独立開業するとやはり高年収

 独立開業した場合は高年収になる傾向があります。個人事業主に定年制はないので、何歳になっても働いて収入を得られますが、いつまでも最盛期と同じ収入を得られるわけではなく、サラリーマンのような保障された収入ではありません。開業した場合、固定客がつくまでの5年間が最も金銭的に苦しい時期と言われていますが、5年を食いつなげれば、後は何とかやっていけます。

 

  • 小動物開業獣医師

 人の病院窓口で支払う医療費と比較して、ペットにかかる治療費は高額なことから、動物病院は儲けていると思われがちです。中には年収2千万以上を稼ぎだす獣医師も確かにいますが、全ての人が稼げるわけではなく、動物看護師やトリマーも雇わず、細々と一人でやっている獣医師もいます。

 

 最近では、廃業した動物病院をレンタルか買い取りという形で開業する場合もあり、既に医療機器が揃っていて設備投資が少なくて済むことから、資金の当てがなかった人にも独立開業の機会ができました。しかし、前者の廃業理由をクリアするのはなかなか難しく、うまく軌道に乗る病院は多くありません。

 

 動物病院の失敗は他の業界にないほど少ないと言われていますが、少子高齢化が進むこれからはペットの数も減っていくことが予想できます。既に動物病院は飽和状態にあるので、今後、開業するのであれば立地や病院の差別化など綿密な計画をしなければ、成功するのは難しいでしょう。

 

  • 産業動物経営コンサルタント

 飼料会社などに勤務していた獣医師が、経営コンサルタントとして独立開業した場合に、高年収を得られる傾向があります。畜産業は、保守的な考えを持つ農業から、大規模な企業化した農業に変わりつつあるため、現場のことやお金の流れなど畜産に関する幅広い知識を持つコンサルタントが経営に関わるようになりました。

 

 鶏と豚は出荷羽数、頭数の単位で農家と契約して収入を得ていますが、一般的に農場に勤務する従業員の給与は、鶏>豚>牛>馬であることから、経営コンサルタントの年収も扱う畜種によって傾向があると考えられます。

 

 独立開業に設備投資が要らないことから、気楽に始められる仕事ですが、経営コンサルタントになるまでの知識や経験を得るのに時間がかかり、人望がなければ顧客がつかないことから、万人が始められる仕事ではありません。

 

  • 動物病院の開業は軌道に乗れば高年収が見込めるが、綿密な調査と計画が必要。産業動物の知識と経験、人脈を活かした経営コンサルタントとしての道もある。

 

製薬企業も高年収

 安全性試験の求人がメインになっていますが、安全性試験は会社の利益に直接関係しないことから、出世は望めません。製薬企業は平均的に年収が高いことから、安全性試験に携わる獣医師は普通のサラリーマンより少しだけ高収入といえる程度です。製薬企業の中で高収入を望むのであれば、研究開発職で製品化につながる開発をし続けることです。

 

 民間企業は年功序列の給与体系になっているので、若年層の給与は高くありませんが、ある程度の年齢で役職につければ、それなりの高年収になります。

 

  • 製薬会社で研究開発職に従事して役職につけば、ある程度の安定した高収入が期待できる。

 

リスクを伴う開業か、安定したサラリーマンか

 ボーナスや退職金のある安定したサラリーマンがいいのか、リスクのある独立開業か、自分の生活スタイルや志しから慎重に判断しなければいけません。

 

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本記事は2015/06/19の情報で、内容は獣医師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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