獣医師を募集する民間企業
以下のような求人があります。
- 製薬会社・・・安全性試験、治験コーディネーター、営業、研究開発、クレーム対応、学術
- 家畜飼料会社・・・営業、品質管理、研究開発、直営農場の管理獣医師
- ペットフード会社・・・品質管理、研究開発、お客様相談室
- 乳業、食品会社・・・直営農場の管理獣医師、品質管理
- ペット保険・・・保険付帯サービスの対応、保険金支払い業務のサポート
- 企業化した動物病院・・・診察
- 企業化した農場・・・養鶏場、養豚場、肉牛農場などの管理獣医師
民間企業の求人の特徴
民間企業は新卒の採用に力を入れていますが、獣医師は職場に定着し難い傾向があり、採用しても短期間で辞めていくことから、随時募集もしています。求人に年齢制限は設けていませんが、特殊な資格やキャリアが無い限り、40代以降の転職は厳しくなっています。民間企業の求人は、求人募集サイト、ハローワークに掲載されています。
民間企業には魅力的な求人が多数あります。しかし、バブル崩壊後の不景期に採用を見送っていたとはいえ、30~40代の中間層にあたる獣医師が全くいない職場は深刻なトラブルを抱えている可能性がありますので、注意が必要です。
- 民間企業の獣医師の求人は魅力的なものが多いが、現在の人員構成など職場環境は事前に調べておくべき。年齢制限はないが早いうちの転職が望ましい。
民間企業の給与・待遇など
- 給与
ペット業界を除けば、獣医師の求人を出すのは古くからある企業なので、給与は年功序列体系で、業績が急に伸びることも落ちることもないため、安定しています。中でも飼料や食品会社などの食に関係する企業は景気に左右されないため、非常に安定しています。
給与は一概には言えませんが、院卒相当で、獣医師手当は1カ月に1万5千~3万円となっています。初任給は製薬企業で高い傾向にあります。営業などの資格の要らない業務に就いた場合、資格手当は支給されません。
- 休日
ペット業界を除けば、労働組合があるので、福利厚生は充実していて休日も取りやすくなっています。
- ペット業界以外は給与・休日ともに安定しているところが多い。
本記事は2015/06/18の情報で、内容は獣医師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。