調理師のやりがい
調理師という仕事につき道に迷ってしまっているような方や、違った業界・職種から、異業種転職をして調理師を目指すといったような方の場合には、特に調理師のやりがいというものは非常に気になる部分ではないでしょうか。ここでは、調理師のやりがいについて一例を紹介をしてきましょう。
- 腕が全てであるということ
調理師は、極端に言えば、お店を訪れるお客さんが料理が美味しいと認め、料理長・店長・オーナーといったお店を運営する立場の人からスキルや知識を認められればのし上がっていくことが可能です。
例えば管理栄養士とのダブル資格を有していようと、作った料理がマズかったり需要が低ければ、調理師としての評価はかなり低いものになります。そこには学歴も必要ないですし、食というジャンルにおいての高い知識とスキルを有している方であれば、高収入・高待遇を持って迎えられる世界なのです。こういったところが年功序列の企業などとは違い、高いやりがいを感じられるところでしょう。
- 美味しいと言われることは快感
調理師としてやりがいを感じる最高の瞬間といえば、お客さんが口に料理を含んだ瞬間にパッと表情が明るくなり、美味しいと笑顔を見せてくれる瞬間と言えるでしょう。この瞬間を喜べないだとか、やりがいを感じられないのであれば、正直調理師として性格的には向いていない方なのかもしれません。
調理師は特に若い時は低給与であり、拘束時間も長く、料理のジャンルやそのお店のスタイルなどによっては苦労している割に、まったく稼ぐことが出来ないというガッカリ感を感じることもあるでしょうが、前述にあるようなお客さんの笑顔をやりがいに感じられれば厳しい修行時代も乗り越えていけるのではないでしょうか。
- いろいろな働き方が選択出来る
調理師は腕があればOKな世界です。そのため、有名店に高待遇で迎えられるケースもあれば、独立開業も出来ますし、海外へと渡ることも出来ます。派遣やアルバイトとして働くことも可能です。様々なスタイルで働けるからこそ、自分にマッチした働き方を選択出来るわけです。「調理師という資格を活かして様々な自己実現の形がある」というのは高いやりがいを感じられるといえるのではないでしょうか。
本記事は2015/06/15の情報で、内容は調理師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。