正社員の調理師の求人
調理師という仕事の場合、アルバイト採用もありますが正社員採用が比較的多いです。例えば即戦力である程度のスキルを求められるような求人の場合には、雇用者サイドは正社員としての採用を求めており、その上で好条件を出しているケースが多く見られます。
正社員の雇用状況はどうかというと、その他の業界の職種のようになかなか正社員の求人が見つからなくて大変ということは割と少ないです。これは資格保有者ゆえに雇われやすいという一面もあります。(※例えば未経験者可の求人は修行という名目でそこまで好待遇にしなくてもよいケースがあり、むしろアルバイトよりも正社員の募集をした方が、採用側にとってはメリットがあるような事例もあります。)
ここでは正社員で調理師として雇用されたい場合の注意点や知っておくべき点をまとめてみます。
- 正社員になってもいいのか見極める
前述にある通り、調理師の求人は正社員求人と非正規社員求人が併存しています。つまり、正社員雇用へのハードルはそこまで高くない職種とも言えます。だからといって盲目的に正社員へと応募をすると、後々後悔することになりかねないのです。
もちろん自分の目利きを信じるのであれば最初から正社員で応募してもいいのでしょうし、そういう人も多いですが、条件面や職場環境は、調理師の場合には、現場に入ってみないと分からないことが沢山に存在します。そのため失敗をしたくないのであれば、最初は非正規社員などで入社し長く働ける場所だと認識出来た時に、初めて正社員への再雇用を望むといった方法を採用しても遠回りにはならないことが多いということを覚えておきましょう。
- ハイポジションの正社員求人も狙い目
信頼出来る正社員求人としては、料理長候補の求人です。つまり、自分が転職先でいきなり責任あるポジションを張れるということです。料理長求人はほぼ全てが正社員求人になりますが、当然それなりのスキルと経験を有していることや、オーナーなどの経営陣の方向性などに深い理解を示すことが大前提にはなります。この条件をクリアすることが出来れば、後は現場を仕切る責任者として活躍できますし、給与も休日の確保もある程度は期待することが出来るでしょう。
- 自身のキャリアパス次第
正社員求人に応募をする際、最も大事なのはキャリアパスです。とにかく調理師としてのスキルを高めたい(見識を広げたいだとか成長をしたいというような目的)のか、調理師という1つの職種として、しっかりとした待遇を受けたいといった場合とでは、選択すべき転職先がまるで違ってきます。
両方を確保したいという贅沢な考えを持っている方もいるでしょうが、それはなかなか望めないです。ですから、自身の転職市場価値から的確なキャリパスを描き、転職先を定めるのが理想です。「正社員」という条件だけに拘らず、自分の調理師人生を俯瞰して考えていくというのも大切な視点です。
- 調理師の求人は正社員も多い。ただ正社員のみに拘って盲目的に転職活動をするより、自身の将来像を考えて最適な選択をしていくことが重要。
本記事は2015/06/15の情報で、内容は調理師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。