20代の臨床工学技士の転職例

職業:臨床工学技士

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大きな救急病院から小さな透析病院への転職 (26歳 東京都在住)

 

女性(20代)

 私は21歳で臨床工学技士の国家資格を取得し、透析業務や医療機器管理業務と限定されずに、様々な知識や技能を身につけたいと考え地元の救急病院へ就職しました。就職当時は、透析業務は透析クリニックなどの透析病院の方が症例数も多いため多くのことが経験できると考えおり、救急病院では透析以外の機器管理業務や循環器業務を中心に行っていきたいと考えていました。しかし、部署内の適性判断による振り分けにより透析業務を中心に行うことになってしまいました。はじめは仕事へのモチベーションも上がらず他の業務にばかり目が行ってしまっていました。しかし、透析業務の勉強を行い、患者と関わることにより、患者の私生活と血液データの関係や、透析の効率の検討など透析業務のおもしろさに気付き興味が深まりました。

 

 救急病院の透析患者は約20名と少なく、多くの患者は治療が一段落し退院する時には別の施設へ転院していってしまいます。もっと一人ひとりの患者と長く向き合いたいと考えるようになり、透析病院への転職を決意しました。しかし、小さな透析病院への転職となったため、使用できる医療材料の種類も少なく、限られた物品の中で患者の最善の治療を目指さなければならず、治療方針についても考えさせられるものが多くありました。しかし、症例数は今まで以上に経験することができ、一人ひとりの患者との接する時間も増えたため、現在は患者の言葉に耳を傾け、一人ひとりの患者に合った透析ライフを送ることができるように力を入れて取り組んでいます。

 

総合病院での臨床工学技士から未来の臨床工学技士の育成へ (28歳 東京都在住) 

 

女性(20代)

 私は総合病院で臨床工学技士として5年間勤務をしてきました。新しい医療機器を導入した場合には、医師や看護師などの他部署の方々にしっかりと新しい医療機器への理解を得たうえで使用していただかなければならず、勉強会を開催しなければなりませんでした。その度の勉強会の資料を作成や実際の医療機器に触れることができるようにするための会場準備など行わなければならず、とても大変な仕事でした。しかし、勉強会が終わった後に一部の方から頂く「ありがとうございました」や「勉強になりました」という言葉によりとてもやりがいを感じており、教育という業務に興味が出てきました。そんな中、3年目に臨床工学技士養成校の学生へ実習指導を行う機会がありました。学生相手の指導では私たちが普段当たり前と考えていることが当たり前ではなく、全てをわかりやすく説明しなければなりませんでした。自分の知識を伝えることの難しさを知ると同時に、自分の言葉が学生に届いた時の達成感によりもっと教育の現場に携わりたいと思い、臨床工学技士養成校の講師という仕事に就きたいと考えるようになりました。5年経過した年に臨床工学技士養成校の教師になることができ、実際の臨床現場で役に立つ知識を一つでも多く学生に伝えることができように取り組んでいます。

 

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本記事は2015/06/10の情報で、内容は臨床工学技士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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