会社倒産後、食品メーカーの総務へ(45歳)
女性(40代)
経理の専門学校を卒業後、薬品メーカーの支店で営業事務を5年と総務事務を2年経験しました。27歳で結婚のため退職し、出産後事務機器のメーカーの支店で経理事務として働いていました。働きやすい職場でもあったのでこのまま定年まで働きたいと思っていましたが、44歳の時倒産してしまいました。突然の倒産に一時はうろたえましたが、転職サイトにはたくさんの求人が載っていましたので、失業保険を受けながら長く働ける会社を選ぼうと考えました。
何社か条件の良い会社がありましたが、女性の従業員が多く子育てに理解のある化粧品メーカーに就職することが出来ました。年齢的にも事務所のリーダーとしての働きを期待されてのことでしたので、期待に沿えるよう頑張るつもりです。
建築資材卸問屋の総務から通信機器販売会社の総務へ(46歳)
男性(40代)
私が大学を卒業するときは就職氷河期の真っ最中でした。やっとのことで建設資材の卸問屋へ入社することが出来ました。仕事は配達が中心の業務兼営業で、得意先との折衝もなれ合いが多く楽な仕事でした。少し物足りなさを感じていた頃、総務へ異動になりました。
総務の仕事は新鮮で、社会保険や年金の仕組みが分かってくると、社会保険労務士の資格を取りたいと欲が出てきました。建築資材の卸問屋は総務と言っても人が足りないときは配達なども受け持っていましたので、外回りの時は時間が読めない部分もあり40歳を超えたころから転職を意識しだしてきました。
年齢も年齢ですので売りになる物が無いと転職は難しいと思い、社会保険労務士の資格取得にチャレンジしました。仕事をしながらですのでそれなりに苦労はしましたが無事合格でき、自分に自信もつきました。社会保険労務士としての独立も考えましたが、厳しい世界のようでもあり、躊躇してしまいました。
転職サイトやハローワークなどでたくさんの情報を集めた結果、現在は通信機器の販売の会社で総務として勤務しています。人の出入りが多いので社会保険労務士の資格が役に立っています。
本記事は2015/12/09の情報で、内容は総務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。