修学旅行と旅行会社
旅行会社と修学旅行はとても深い関係にあります。1回の修学旅行で200名ほどの学生と教員が旅行に行くので、旅行会社にとっては大きな仕事となります。また、毎年開催されるイベントなので、確実に売上を見込めます。
- 大手旅行会社の中には修学旅行を専門に担当する部署が存在する。
生徒の安全が第一の修学旅行
旅行会社にとって修学旅行の仕事は、競合会社との熾烈な営業合戦から勝ち取った仕事ですので、何とか成功させたい仕事です。何をもって成功したと言えるのか、それは教員が満足してくれることです。教員が何をもって満足するかというと、生徒が無事に修学旅行を終えてくれることです。そのため、修学旅行で添乗員が一番心がけなければいけないことは、生徒の安全ということになります。
添乗員が気をつけなければならない場所は幾つかあります。まず、新幹線のプラットフォームです。新幹線がプラットフォームに入ってくる時は、添乗員が大声を出して白線の内側に入るように案内してまわります。次に、観光中の安全です。バスを降りて歩道を歩かなければいけない時には、車との接触に冷や冷やしながら誘導します。ここでも大声を出して注意を促します。
昼間の観光が終わり宿に戻ると少しホッとします。しかし、宿に戻っても生徒が何をするかわかりませんので、添乗員は定期的に宿の中を見て回ります。
- 修学旅行は朝から夜まで気が抜けない。
本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。