様々な観光地に行ける
様々な観光地に行けることは大きなメリットです。過去1年間を振り返ってみて、添乗業務で訪れた場所を全て自費で行くと考えたら、そのメリットは計り知れません。しかしメリットを最大化するためには、その経験を自分の中で消化しなければなりません。
添乗業務に忙殺されると観光地を楽しんでいる余裕などなくなります。特に添乗員になったばかりの頃は、次の目的地のことで頭がいっぱいです。それから、慣れというのもあり、もちろん個人差はありますが、観光地に対する感動が徐々にに薄れてきます。
観光地に詳しいことも添乗員に求められる能力だとすれば、観光地について勉強することは大切な仕事の一環です。楽しいとか楽しくないとか判断する前に、仕事としてしっかり観光地の情報を頭に叩き込むことをしなければなりません。それを繰り返すことで、いつの日か観光地に詳しい添乗員と呼ばれる日が来ます。
- 様々な観光地に行けることを楽しめるかどうかは、自分自身の心構え一つ
朝起きることに強くなれる
とにかく朝寝坊は添乗員のトラウマになります。自分がいないことでツアーが出発できない光景は、思い浮かべただけで寒くなります。
当然目覚まし時計を2つはベッドの横に置いて寝ますし、心配が過ぎると夜中に何回も目が覚めてしまい、全然寝付けないこともあります。しかしそれも徐々に慣れていき、ぐっすりと眠れて時間になるとパッと目が覚めるようになります。添乗業務が無い日でも朝早く起きる習慣から抜け出せない時期もある程です。
朝起きることに慣れたかどうかは、その後に転職をすると強く実感できます。朝起きることに慣れているので、サラリーマンに転職しても、寝坊することはまずありません。学生時代に遅刻ばかりしていた人でも、そのほとんどの人は、添乗員時代に鍛えられます。
- 朝だけでなく、待ち合わせ時間などにも早く行く習慣が身につく。
コミュニケーション力が上がる
添乗員は毎日のように初めてお会いする人との出会いがあり、それを繰り返すことで人とのコミュニケーション力が付きます。
特に日帰りツアーの場合、朝お客様にお会いしてから解散まで10時間ほどしかありません。解散の時には、別れを名残惜しむくらいの関係を築いておきたいので、当然添乗員は早い段階から沢山コミュニケーションをとろうと試みます。
初めてお会いした人に臆することなくコミュニケーションをとる姿勢を続けると、それは人間性を非常に高めてくれます。いずれ転職することがあっても、添乗員時代に磨いたコミュニケーション力は高く評価してもらえます。
- 人との出会いがコミュニケーション力を高めてくれる。
本記事は2015/12/03の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。