添乗員の副業の実態
添乗員の収入は、旅行業界の繁忙期と閑散期に影響を受けますので、とても不安定です。未経験から始めた添乗員は繁忙期でも月収が20万円程で、閑散期は数万円まで落ち込むこともあります。そうなると、実家暮らしでない限り生活できません。
更に悩ましいことは、添乗員のスケジュールが不明確なことです。会社から電話があり「今週○曜日、○○に行ける?」と仕事の依頼がくることもあります。当然断っても良いのですが、それだと添乗の仕事が増えません。こんな毎日ですから、もう1つの仕事を掛け持ちでやりたくても、都合よく働ける仕事がなかなか見つからないのです。
- 定職を別に持ち、添乗員を副業と割り切る人もいる。
通訳ガイド
添乗員の副業としてもっとも相性が良いのは、通訳ガイドです。同じ旅行業界の仕事ですし、観光地を案内することに大きな違いはありません。もし通訳ガイドとして食べていける程の語学力があれば、通訳ガイドが本業で添乗員が副業と言うことになります。
一方で、通訳ガイドになりたいけどまだまだ語学力や通訳の知識・経験が乏しい人は、添乗員の仕事をしながら通訳ガイドの勉強をして、ゆっくりと目標に向かうことができます。
ですが、通訳ガイドも常に仕事が安定しているわけではありません。添乗員と同様に、仕事を1本1本もらって収入を得ている人が多いです。働き方が似ている点も相性がいい理由の1つです。
- 通訳ガイドと添乗員の仕事は相性が良い。
旅行記事のライターになる
最近では、フリーのライターとして旅行記事を執筆している添乗員がいます。添乗員の醍醐味は様々な観光地に行けることです。ただ行って帰ってくるだけでは添乗員としての収入しか入ってきませんが、0円で旅行に行けるメリットを最大限に生かしたのが、ライターの仕事です。
ライターとして記事を1本書いたとしても1000円ほどにしかなりません。しかし、1回の添乗業務で数本のネタを仕入れることができれば、書く時間は必要ですが数千円の収入につながります。書く時間がもったいないと考える人は、添乗業務中に暇な時間がありますので、その時にスマートフォンで記事を書きためてしまえば良いのです。添乗業務に1日出て8000円ほどですから、1000円でも大きな副収入に感じるはずです。
- 添乗業務中の空時間を有効に活用して副収入を稼ぐこともできる。
本記事は2015/12/03の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。