添乗員になるための専門学校の種類
添乗員になるための専門学校は、ツアーコンダクター科やトラベル科などがそれにあたり、通常1年から2年をかけて卒業します。一方で、添乗員になりたい人が短期間だけ通う専門学校もあります。2つの違いは、勉強する範囲にあります。
旅行業界を広く勉強する
添乗員を目指しているが、将来は旅行会社に就職することを考えている人には、1年から2年をかけて専門学校で幅広く勉強することをお勧めします。この手の専門学校では「旅行業務取扱管理者」の資格を取得し、あわせて添乗員として必要な「旅程管理主任者資格」を取得します。
前者は旅行会社の店舗に1人の保有者をおかなければならないと法律で定められている資格です。国内を扱う資格と海外を扱う資格の2つがあり、海外を扱う資格の方が難しいとされています。後者は、添乗業務に従事する者が持っていなければならない資格です。
勉強することは、資格に関することだけではありません。ツアーの企画の仕方や、語学の勉強まで、旅行会社で必要と考えられる一通りの勉強をすることができます。
- 1年から2年かけて勉強する専門学校には若い人が多い。
添乗員だけを目指して勉強する
添乗員になることだけを目指しているのであれば、短期間だけ専門学校に通う方法もあります。主な目的は、添乗員として必要な「旅程管理主任者資格」の取得になります。
資格だけであれば、旅行会社や派遣会社に入ってからでも取得できますので、それ以外の目的が必要です。専門学校にもよりますが、国内添乗や海外添乗の実地研修を受けられる所もあります。未経験で添乗員になることに不安のある人には、事前に添乗業務の流れを知ることができるとてもいい機会です。
専門学校に通うことで、旅行業界全般の情報を得られることは1つのメリットです。未経験者は、どのようにして添乗員になれば良いのか、どのような会社があるのかを知らない人が多いです。専門学校には様々な求人情報が集まりますし、先輩がどのような方面で活躍しているのか話を聞く機会もあるので、確実に添乗員としてのキャリアをスタートさせることができます。
- 短期間の専門学校には社会人経験者も多い。
本記事は2015/12/03の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。