社会人経験がある人
社会人経験のある人は、それを武器にすることができます。業界知識などの経験ではなく、一般的なビジネスマナーです。
ツアーは年配者が多く、若い添乗員の能力などは簡単に見抜かれてしまいます。あまり経験のない間は尚更のこと、知識不足が露呈します。そんな時でもお客様から高い評価をもらえる添乗員は、元気に挨拶ができることや些細な心配りができることなど、旅行とは直接関係のないところで評価を得ています。
- 観光知識を身に付けるよりも礼儀作法を身に付けることの方が優先される。
明るくて社交的な人・真面目で信頼できる人
添乗員は、お客様を楽しませる仕事をする訳ですから明るくて社交的な人が多いです。しかし、添乗員の仕事は楽しい旅行に同行するばかりではありません。高校生の修学旅行や企業の視察ツアーに同行することもあります。
ツアーの内容によっては楽しい旅行というよりも、スケジュール通りに滞りなく進むことが求められるツアーもあります。そのツアーでは、真面目で信頼できる添乗員が求められることになります。
- 添乗員の個性に合わせて仕事の中身が絞られていく。
旅行好きというよりも人が好きという人
添乗員を目指す人の中には、いろいろな観光地を訪れることが出来ることを期待する人がいます。確かに、色々な観光地を訪れることができますが、繁忙期には同じ日帰りツアーに5日連続で行かされることがあります。流石に1回行けば満足するような場所が多いですから、2回目以降は何も楽しいことはありません。
また、人気のあるツアーはだいたい決まっていますので、何年間も添乗員をやっていると似たようなツアーが増えてきます。旅行が好きだからという理由で添乗員になる人は、遅かれ早かれ「やっぱり旅行はプライベートで行くに限る。」と気が付き、仕事から離れていくことになります。
添乗員は、旅行好きというよりも人が好きという人の方が向いています。毎日のように始めてお会いする人と時間を過ごすので、人と接することが楽しめることは重要なポイントです。
- 添乗員は旅行好きというよりも人が好きという人の方が向いている。
本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。