旅行添乗員の日帰りバスツアーの1日

職業:旅行添乗員

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旅行会社で事前準備

 日帰りバスツアーの実施数日前に旅行会社へ行き、事前の準備を行います。

 

  • お客様へ確認連絡

 バスツアーですと、最大で40名ほどのお客様が参加されます。大概がご夫婦や友人と参加されますので、20組ほどのお客様に電話連絡をします。連絡の目的は、出欠の確認と集合場所と集合時間の確認です。欠席する人は事前に旅行会社に連絡をくれていますし、集合場所などを勘違いしている人はあまりいませんが、添乗員として名前を名乗り少しでも会話をしておくことで、当日お会いした時に親近感を持ってもらえやすくすることも目的の1つです。

 

  • 手配先への確認連絡

 バス会社や弁当業者への手配は旅行会社が事前に行っています。しかし、まれに手配漏れや先方の勘違いもあります。もしも、バスの手配ができていなかったら、お客様は集合場所で待たされることになり、最悪ツアーが中止になります。そんなことにならない為にも事前の確認を行います。

 

  • お金やクーポンの受け取り

 観光場所の入場料や昼食の代金を旅行会社が発行するクーポンで支払うことが一般的です。そのクーポンを預かり、記載されている内容と人数を確認します。一部、現金で支払わなければならないことがあり、日帰りのバスツアーで40名の参加がある場合には、一箇所の支払いが10万円を超えることもありますので、金額の確認はもちろんのこと、当日までの管理をしっかりしなければなりません。

 

  • バスの座席表を作る

 添乗員になって間もない頃は、バスの座席表を作るのに苦労します。バスの座席は通路を挟んで4列ですので、5名で参加されるお客様をどの座席に座らせるかなど、とても気を使います。

 

  • 事前準備をしっかりすればツアーの半分は成功したようなもの、といっても過言ではない。

 

添乗の1日

 添乗は当日、集合時間の40分前には集合場所へ到着するようにします。集合場所に到着したら、バスのドライバーとバスガイドとの打ち合わせをします。集合時間20分前になると、徐々ににお客様が集まってきます。

 

 添乗員は出欠をとり、事前に作成したバスの座席表をもとに席を案内します。そして全員が集まったら出発です。日帰りバスツアーの場合は、バスが無事に出発すれば半分の仕事は終わったようなものだと言われています。

 

 実際にツアーが始まると、バスガイドが道中の案内をしてくれます。訓練されている方々なので安心して任せられます。添乗員は、休憩場所に寄った際の出発時間を案内したり、観光地で入場チケットを配ったりと黒子に徹します。たまに集合時間になってもバスに戻ってこないお客様がいます。そういう時には、待たされているお客様をフォローしながら、待たせたお客様が悪者にならないように、上手に雰囲気作りをすることも添乗員の仕事でもあります。

 

 ツアーは夕方に解散するスケジュールが一般的です。しかし、繁忙期はどの観光地も混んでおり、高速道路も渋滞します。帰りが21時をまわることも珍しくありません。添乗員の仕事は最後のお客様を見送るまで続きます。

 

  • バスに忘れ物があると添乗員が持ち帰らなければいけないので、忘れ物確認は入念にする。

 

アンケートを持って事後報告

 ツアーが終了してから1週間以内には旅行会社へ出向いて事後報告をします。預かった現金とクーポンの精算、ツアーの最後にお客様から預かったアンケート用紙を旅行会社の担当者に渡して、すべての添乗業務が終了となります。

 

 このアンケートの評価が高い添乗員は、旅行会社から少しずつ信頼を得ることができます。

 

  • 旅行会社の社員からアンケートの中身について説明を求められることもある。

 

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本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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