30代の旅行添乗員の転職例

職業:旅行添乗員

113views

大手機器メーカーで8年間勤務後、専門学校を経て派遣添乗員へ (30歳 男性 埼玉県在住)

 

男性(30代)

 大学を卒業後、大手機器メーカーに就職しました。8年経った頃、会社に対しても同僚に対しても何一つ不満はありませんでしたが、今のままで本当にいいのだろうかという漠然とした疑問が芽生えてきました。

 

 私は昔から旅行が好きで、よく友だちとアジア各国を旅行していました。そんな楽しい日々が8年の社会人生活の中では非現実的なことに思えるようになっていました。このまま今いる会社で働き続ければ、もう世界中を飛び回る機会はないだろうと考えると、とても寂しい気持ちになりました。

 

 そんなある日、雑誌の特集で添乗員の仕事が紹介されていました。世界中を飛び回る仕事はとても新鮮に見えました。それから添乗員の仕事について調べていくと、添乗員を養成する専門学校があることを知り、すぐに説明会への参加を決めました。そして8年間働いた会社を辞め、添乗員の世界に飛び込むことを決意させるだけの、魅力的な話を聞かせてもらいました。 

 

 専門学校では真剣に勉強し、添乗員には必要のない旅行業務取扱主任者の資格も取得しました。30代を過ぎて始めて旅行業界に飛び込むので、知識だけでは負けないようにと思っていました。そんな努力を専門学校の講師が認めてくれて、卒業と同時に派遣会社へ私を推薦してくれました。

 

 添乗員になってからの日々は想像以上に大変でした。朝起きることが苦手な私は、添乗員になってからの半年だけで3回も遅刻をしました。添乗員が遅刻をすることは絶対にあってはなりません。そんな失敗をくりかえしながらも、添乗員になれたことに対する充実感はありました。そして、自分よりも若い同僚の添乗員が多かったので、彼らに負けてられないという思いも背中を後押ししてくれました。

 

 添乗員になって良かったことは、様々な観光地を訪れられることで、旅行の面白さを再認識できたことです。やっぱり観光BOOKに出ているお店や名所ではなく、地元の人から教えてもらった美味しいお店や観光スポットは、ついつい人に自慢したくなります。

 

子供の誕生を機会にオーストラリアから日本へ帰国し添乗業界へ(32歳 男性 東京都在住)

 

男性(30代)

 私はオーストラリアで9年間、観光客相手のお土産店で働いていました。向こうで知り合った女性と結婚し、子供が生まれ幸せな毎日でした。しかし、子供の教育を考えると日本の方がいいと考え、日本に帰る決心をしました。

 

 日本に帰るにあたって仕事についてはあまり心配していませんでした。8年間の海外滞在で語学力を身に付けていましたし、職場でもきちんと評価されていましたので自信がありました。私が添乗員の仕事に興味を持ったのは、オーストラリアのお土産店で働いている時に日本から来た添乗員と話す機会も多く、色々な国に行ける彼らを羨ましいなと感じていたからです。日本に帰るとすぐに派遣会社を探し登録しました。

 

 添乗員になってすぐに海外添乗業務を任されました。今思えば、社会人経験や語学力を見込まれて、他の添乗員よりもいい仕事をたくさん貰えたと思います。その後も海外の仕事をどんどん任せてもらえました。そして3年後には、派遣会社の正社員にならないかと声をかけて頂きました。家庭があるので、収入が安定する正社員の誘いはとても嬉しかったです。

 

 私の様に30歳を過ぎてから添乗員になる人は、社会人経験を存分に発揮することをお勧めします。旅行会社の社員が何を目的に仕事をしているのかを考えることができれば、あなたは添乗員としてよりもビジネスパートナーとして認めてもらえると思います。それが添乗員として成功する秘訣です。

 

転職サイトランキング【最新版】

  1. 転職最大手の「リクルート」は求人件数の多さはもちろん、カバーする業種・職種の幅も業界トップ級で常に人気が高い!

  2. 転職業界大手の「マイナビ」!スキルや年収を適正に評価し、年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

  3. 年収アップに自信あり!利用者の7割以上が年収アップ!リクルートエージェントやマイナビエージェントと併用する人も多い!

本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

ページ上部へ移動する