非正規社員の求人がほとんど
旅行会社の「添乗員募集」と謳われた求人のほとんどは、非正規社員の求人です。
大手旅行会社は子会社を通して専属添乗員を募集しています。子会社ですので、当然親会社の添乗業務を請け負うことになります。そのため、派遣会社の添乗員よりも比較的安定して仕事がもらえる傾向にあります。
また、閑散期で添乗業務が少ない時には、関連会社の仕事を斡旋してもらえることもあります。
- 大手旅行会社の系列の会社であれば、研修制度もしっかりしているので安心。
まれにある正社員の求人
旅行会社の中には、正社員を添乗員として育成する会社もあります。
添乗業務はお客様に直接サービスを届ける大切な仕事ですから、正社員が責任を持って添乗業務を行うことは当然の様に思われます。しかし、旅行会社が正社員の添乗員を雇うことはまれです。
旅行業界は閑散期と繁忙期の差が大きい業界です。閑散期には添乗員のニーズが少なくなります。そのため、閑散期は正社員の添乗員で間に合わせて、繁忙期になると派遣添乗員を活用することにしている会社がほとんどです。最近では、閑散期のニーズが読みにくいことから、全面的に派遣添乗員を活用する会社が増えています。
- 正社員の求人はまれだが、特に新卒、第2新卒向けの求人は散見する。
正社員の求人の確認ポイント
正社員の添乗員を募集している記事を見かけることがありますが、仕事内容をよく見ると、チケット手配業務や営業活動など添乗業務以外の仕事内容が併記されています。もう少し注意して見てみると、添乗業務は月2、3回と書いてあり、ほとんど添乗業務をしない仕事であることが多いです。
自分自身がどれだけ添乗業務に比重をおいて仕事がしたいのかよく考えてから、各求人情報を見ることが重要です。
- 正社員の求人情報では、添乗業務の割合をしっかり確認する。
本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。