多くのお客様との出会い
多くの添乗員は、これほど沢山の人に出会える仕事はないと言います。1回のツアーで担当するお客様の数は、ツアーにもよりますが大体20名~40名ほどです。日帰りツアーですと、毎日違うお客様にお会いするので、1年間続けると何千人ものお客様との出会いがあります。
添乗員をする前は人前で話すことが苦手だった人も、添乗員を始めて数か月もすると、良い意味で堂々とツアーを仕切れるようになります。そして、沢山の人に出会い、色々な経験を積んだことが自信につながります。人として成長出来ることは、添乗員の大きな遣り甲斐です。
長く添乗員をしていると、何度かお目にかかるお客様も出てきます。その時は、前回行った観光地の思い出話しに花が咲きます。お客様の中には、添乗員よりも観光知識が豊富な方もいますので、その様な方から新しい情報を得ることは、いい添乗員になるための秘訣です。
- 人との出会いが自分を成長させてくれる。
数多く訪れる観光地
添乗員になると、色々な観光地を訪れることができます。最初は地元周辺の日帰りツアーから始まり、数か月すると日本全国を飛び回ります。それでも、国内だけで無数の観光地がありますので、10年以上の添乗経験を誇る人でも全てを回りつくす人はほとんどいません。
海外の添乗業務ともなると、その候補地は数えきれません。日本人がよく行く観光地は、英語圏やヨーロッパ、アジアが中心です。それらの国々を周るのも楽しいですが、経験を積むと南米やアフリカ、中東などに行く機会も得られます。個人旅行では到底行くことができないであろう数の街を訪れ、パスポートには様々な入国スタンプが押されていきます。
- 添乗業務で行った観光地は、仕事中なのであまり楽しめない。
添乗員の仲間との出会い
添乗員は、添乗前の準備段階で旅程について勉強する必要があります。初めて訪れる観光地でも、お客様の手前その様な態度は見せられません。
駐車場やトイレの場所など、お客様に案内しなければいけないことは事前に頭の中に入れておきます。しかし現場に行ってみると、事前に手に入れた資料に書いてあることと違う場合も多々あります。そうならない様に情報収集しなければいけないのですが、そこで頼りになるのが同僚の添乗員です。
同僚の中には、最近現場へ行った添乗員が1人か2人はいます。その人から直接色々な情報を貰うことで良い準備ができます。そして自分が情報をあげることもありますので絆が深まります。そうしてできた絆が何十年も続いている人は沢山います。
- 苦労を共にした仲間は一生の財産になる。
本記事は2015/12/03の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。