調剤薬局事務の転職事情・年齢別の転職例(20代・30代)

職業:調剤薬局事務

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 この記事では、調剤薬局事務の転職事情や、実際に調剤薬局事務に転職した方の事例(20代1名・30代2名)をご紹介します。転職予定の調剤薬局事務の方や、これから調剤薬局事務を目指す方は是非ご参考ください。

 

調剤薬局事務への転職事情は?資格は必須ではない

 医薬分業が進み、病院処方の薬を調剤薬局で受け取ることが大多数となっている近年。調剤薬局は右肩上がりで増加しており、コンビニやガソリンスタンドの店舗数より多いと言われています。

 

 そういったことから、調剤薬局の事務全般や薬剤師をサポートする役割の調剤薬局事務の需要は高まっています。実際に調剤薬局事務の求人を医療事務の転職サポートサイト「医療事務求人ドットコム」で検索すると2000件以上の調剤薬局事務求人があります。

 


(参照:医療事務求人ドットコム ※検索結果)

 

 また、「未経験可」の調剤薬局事務の求人も中にはありますので、調剤薬局事務は転職しやすい業界と言えるでしょう。資格なども特に求められない求人も多く、販売・接客経験や社会人経験で評価してもらえる採用先もあります。

 

参考調剤薬局事務は資格がなくてもなりやすい

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調剤薬局事務の雇用形態は?「正社員」は狭き門

 調剤薬局事務として転職する場合、正社員よりもアルバイトやパートで採用されるケースがほとんどと言われています。調剤薬局事務の求人を調査すると正社員での募集が少なく、ほとんどが派遣社員かアルバイト・パートでの募集となります。先述の「医療事務求人ドットコム」で検索をしてもその傾向がわかります。

 

 稀に調剤薬局事務の正社員での募集がありますが、倍率も高く経験者ではないとなかなか採用されにくいです。正社員採用の場合は、薬局側は即戦力となる人材が欲しいので、「調剤事務管理士」などの資格に加えて実務経験も必要になってくるケースが多いです。

 

 

 上述の通り、正社員採用での調剤薬局事務への転職は「狭き門」であり、実務経験なしであれば尚更です。未経験で調剤薬局事務の正社員になりたい場合は、紹介予定派遣やアルバイト・パートから正社員登用されるケースも少なからずありますので、そちらのほうが近道かもしれません

 

 調剤薬局事務の紹介予定派遣として薬局に入り、派遣社員として3ヶ月程度のお試し期間を経て、双方の合意のもとに正社員に採用されるといったケースは少なくないです。確実ではないですが、正社員登用後のミスマッチが起きにくいというメリットがあります。求人は多くはないですが募集があるタイミングでチャレンジしてみるのも一つの手です。また、地道ではあるのですが調剤薬局事務のアルバイト・パートとしてスタートし、調剤薬局事務の業務を全うして、上司に認められれば正社員へのステップも夢ではありません。「正社員登用あり」と言うアルバイト・パートの調剤薬局事務求人はもちろん、様々な経験を積める「大手」や「未経験可」等の条件を掲げている求人に応募するのも良いでしょう。

 

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正社員の調剤薬局事務の求人って実際見つかるんでしょうか?私は未経験で調剤薬局事務に興味があり今情報収集している段階です。...

大手薬局と中小薬局の比較

 調剤薬局事務と言えども大手や中小で少し雰囲気は違います。例えば大手の調剤薬局では、しっかりとした研修制度や勉強会など充実している所が多く、全くの予備知識がなくても、調剤事務の勉強ができる点でメリットがあります。中小薬局でももちろん研修制度が整っている所がありますが、大手ほど充実はしていない傾向があります。

 

 また、大手は沢山の種類の薬があり、処方も様々です。入力の仕方が独特だったり、普段ではなかなかしない処方入力の仕方など学べます。調剤薬局事務としてずっと働いていきたいと思うなら、大手にアルバイトやパートからでも入って実務経験を積んでいくのも1つの方法です。

 

 中小は全くメリットがないわけではありません。個人経営などの薬局では少ない人数で業務をこなしていて人間関係は密接です。これを良いと思うか悪いと思うかは個人差はありますが一つの特徴です。また少人数で業務をこなすことでより責任を持ったポジションとして活躍していると実感できることも多いでしょう。調剤薬局事務管理士や医療事務などの医療系の資格を取っておくと転職の際に便利なのは大手でも中小でも共通です。

 

 

調剤薬局事務を辞めて他職種へ転職したい方へ

 需要があり転職しやすく人気の調剤薬局事務ではありますが、様々な事情で転職活動をする調剤薬局事務も少なからずいるのも事実です。

 

 調剤薬局事務の転職には大きく分けて2つのパターンがあります。1つ目は調剤薬局事務としては働きたいが、人間関係や給与面の不一致などで別の薬局に転職したい場合。2つ目は、調剤薬局事務という職業そのものを辞めて、他職種へ転職したい場合などです。

 

 前者の場合には、実務経験を生かして調剤薬局事務向けの「医療事務求人ドットコム」などの転職サービスで新たな転職先を探すのがいいでしょう。後者の場合には、「リクルート」や「マイナビ」など、一般的な転職サービスの利用がおすすめです。

 

 総合系転職エージェント
人気1位リクルートエージェント
人気2位マイナビエージェント
人気3位DODAエージェントサービス

 調剤薬局事務から他職種に転職するケースだと、異業種の事務やOLなどにチャレンジする人も多々見られます。

 

  • 全く別の事務(OL)など一般企業への転職の事例

 調剤薬局事務はパート・アルバイトという雇用形態が多い実態から、給与が低い傾向にありますので、中にはダブルワーク生活という人がいるのも現実です。安定した収入と生活を求めて一般企業の会社員に転職したいと考える人もいます。

 

 ですが、志望する職種や業界について経験が無い場合には、やはり転職先が限られてしまうのは事実です。ですがそのような場合でも、まずは転職エージェントに登録するなどして、転職を諦めないことが大切です。転職エージェントに登録することで、異業種へ転職活動をはじめる心強い一歩が踏み出せるでしょう。

 

 

参考調剤薬局事務を辞めたい人の相談(1)

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20代の調剤薬局事務の転職例

 

 ここからは実際に調剤薬局事務への転職をした方の体験談コメントを紹介していきます。20代・30代に分けて掲載していますのでご参考ください。

 

飲食店から調剤薬局事務へ(29歳 東京都在住) 

 

女性(20代)

 高校卒業後、飲食店の正社員となりました。関東圏内にどんどん店を出店し、拡大を図っている中小企業に入社しました。初めの一年はアルバイトと同じように、接客重視で働き接客業の大変さを学びました。二年目から調理やドリンクも担当し、接客すると同時に周りをどう見ていくのかなど経営面のことも学び始めました。三年目は調理を極めたいと思い、調理師免許を取るという目標を立て、次の年には無事調理師免許を取得しました。

 

 しかし体調を崩してしまい、これ以上働けないと思い飲食業から退職することにしました。実家で病気を療養中、TVで調剤薬局事務の資格のCMを見て自分も何か資格を取ろうと勉強を始め、そこから調剤薬局事務の勉強にのめり込んでいきました。また薬局は飲食とは違い規則正しい生活が送れること、自分が病気になったことで医療関係で働く重要さを知り、再就職するなら調剤薬局事務になろうと決心しました。薬局で働いた経験がなかったため、すぐには就職は難しかったですがパートで薬局に勤務することにした。そこで三年目にして正社員の空きが出たので、声がかかり正社員として現在調剤薬局事務として働いています。

 

メーカー営業、介護職そして調剤薬局事務へ(28歳 神奈川県在住)

 

女性(20代)

 大学時代、就職活動中にやりたいことが見つからず、そのまま採用されたメーカー営業として、勤務するようになりました。右も左も分からず、日々手探りの毎日を送っていましたが、三年目で祖母の介護をしていて、介護への仕事に興味が湧き介護職へと転職しました。介護施設で勤務していた時、薬剤師を話す機会があり調剤薬局事務の仕事を知ります。パソコンも得意だったのと、介護にも役立つのではないかと考え、調剤薬局事務の勉強を始めながら、パートとして薬局で週に一回働くことにしました。介護職もやりがいがありましたが、調剤薬局事務の魅力に気が付き介護職に就きながら、転職活動を開始しました。医療業界に経験があったことと、週一回のパート経験が薬局に認められ、現在大手調剤薬局事務として、さらに忙しい日々を送っています。

 

一般事務から調剤薬局へ(27歳 東京都在住)

 

女性(20代)

 パソコンが得意だったのと、ビジネスマナーを身に着けたく一般事務を中心に就職活動し、大学卒業後、一般事務として入社しました。そこの会社では様々な来客、取引があり、自分にとって勉強になりましたが、人間関係に悩みました。そこで転職サイトを見ていると、調剤薬局事務の求人が目に止まりました。仕事内容もパソコン中心ということだったので、早速応募しました。未経験ではありましたが、今までの仕事を評価していただき、転職が決定しました。今思えば正社員でのいきなりの採用はラッキーだったなあと思います。まだまだ分からないことだらけですが、上司も薬剤師も優しくフォローしてくれます。残業も月に何度かありますが、前職と比べ残業時間も少ないですし、患者さんとの交流も励みになってます。

 

30代の調剤薬局事務の転職例

 

スーパーのレジ打ちのパートから調剤薬局事務の正社員へ(37歳 埼玉都在住)

 

女性(30代)

 結婚前は飲料メーカーで事務として働いていました。27歳の時に結婚退職し、34歳まで専業主婦として子育てや家事をこなしていました。34歳で育児がひと段落し、子供も保育園へ入所ができそうだったので、パートを始めようと色々なパートを探し、始めはスパーマーケットのレジ打ちとして働き始めました。そこで一年働いたくらいに、同僚のパートさんから医療事務や調剤薬局事務の資格の勉強を一緒にしない?ともちかけられ、私も資格に興味があったので一緒に勉強することにしました。学校に通うことや、通信教育のお金を工面するのが少し大変だったので、独学で学ぶことにしました。また資格だけではあまり役に立たないと聞いていたので、保険や公費、加算の付け方などの本や診療報酬改定などの本を暇さえあれば読むようにしました。当初は全く理解できませんでしたが、問題や例題を読んでいくうちに、分かるようになりました。処方せんを実際に見る機会がなかなかありませんでしたが、子供が病気になった時などにしっかりと見る癖をつけました。

 

 半年ほどパートをしながら勉学に励み、無事資格も取得し、今度は調剤薬局へ転職したいと思い、探し始めました。たまたま近所の調剤薬局で正社員を募集していたのでダメ元で応募しました。今までの学んだことと、たまたま結婚前にいじっていたパソコンが得意だったのが認められ、現在正社員として充実しながら忙しい日々を過ごしています。

 

調剤薬局事務から別の調剤薬局事務へ(33歳 神奈川県在住)

 

女性(30代)

 高校卒業してすぐ大手の調剤薬局事務の正社員として働いていました。そこでは基礎的な調剤のこと、薬局の仕組み、接客の仕方などトータル的なことを全てを教えていただきました。20歳半ばでその薬局の事務長となり、調剤薬局事務の統括を行うことになりました。患者と触れ合うことが好きになり、そのためにこの仕事をしていたのですが、事務長になったことでどんどん裏方になっていってしまい、調剤薬局事務としての仕事を出来なくなってしまいました。給料はアップしたし、部下や薬剤師とは親しくしていたのですが、好きなことをしたいと思い一旦退職を決めました(まあ他にも体調面などもあったのですが)。10年近く働いていたので、そこを離れるのには勇気がいりましたが、少し自分を休めてあげようと思い退職しました。

 

 失業保険を受給しながら、もう一度調剤薬局の勉強をし直したり、リフレッシュしてみたりしたところ、やはり薬局でもう一度働こうと思いました。以前働いていた薬局から戻ってきても良いと打診がありましたが、心機一転再就職先を探したいとお断りしました。調剤薬局事務の経験が長かかったため、すぐに再就職先を見つけることが出来ました。お年寄りが多い薬局で、時間がのんびりしていますがやりたい事が仕事して出来ています。

 

医療事務から調剤薬局事務へ(38歳 東京都在住)

 

女性(30代)

 医療事務として長年働いていました。大学卒業後、フリーターをしながら医療事務の資格を取得し、そのまま総合病院の医療事務として働いていました。総合病院なので、様々なカルテや加算があり、始めはてこずりましたがどんどん仕事の楽しさを覚えていきました。当時は医療事務は待遇が良く、働きがいがありました。医療事務として長く働いていたのですが、病院の経費削減のため医療事務の人を削減し、派遣に切り替えていきたいと提示があったので引っ越しも重なっていたため、そのまま転職することにしました。そこで医療事務を辞め調剤薬局事務として働くことにしました。幸い長年の医療事務歴が認められ、個人経営の小さな薬局に再就職出来ました。医療事務とは勝手が違うこともあり、手間取ってしまうことも多々ありますが、医療事務の知識も役に立つことがありやりがいを感じています。

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本記事は2018/05/01の情報で、内容は調剤薬局事務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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