30代の医療事務の転職例

職業:医療事務

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一般企業からクリニックへ (37歳 東京都在住)

 

女性(30代)

 四年生の大学に通っていた頃、サークルの先輩のバイト後任として小さな内科の受付をしていました。その医院にはレセコンはなく、カルテも紙カルテ、会計などの計算は手計算でしていました。院内処方だったので、薬価の計算もあり、覚えるのが大変でした。

 

 大学卒業とともに一般企業に就職し、5年後に結婚、翌年に出産しました。育児休暇後に復帰しましたが、子供も大きくなり、今までの仕事では拘束時間が長く体力的にきつくなって来たので思い切って転職しようと求人票を見ていたところ、近所のクリニックの求人を見つけました。新規開業でスタッフを募集しているとのこと。お昼に一度帰宅できる距離です。子供が幼稚園から帰宅してからの時間だけ周りのサポートが必要だったので、義理の家族に同意を得たうえで転職することにしました。

 

 学生時代にバイトしていたときとは多少制度や点数が変更になっていましたが、レセコンを使った仕事は紙カルテのときより楽に感じました。一般企業でパソコンを使った仕事をしていたために、機械を触るのは苦手ではなかったし、仕事の内容もある程度わかっているので覚えればスムーズに操作できるようになりました。新規開業のために研修があり、その期間に思い出したり覚え直したりすることができたので、このクリニックを選んで正解でした。学生時代のバイトが今役に立つとは考えもしませんでしたが、本当にアルバイトでも経験しておいてよかったです。

 

内科から整形外科へ (34歳 神奈川県在住)

 

女性(30代)

 これまでどこで働くにも内科で勤めていました。仕事内容も似通っていますし、慣れている業務の方が楽なのでそうしてきましたが、あるとき同じ系列のクリニックでヘルプスタッフとして働くことになりました。そのクリニックでは、交通事故や労災保険適用の患者様も受け入れていました。今まで扱ったことがなく、内容も複雑だったために私はあまり役に立てませんでした。とても情けない思いをしました。

 

 ヘルプは1日だけだったのでそれ以降、交通事故や労災保険でかかるケースを見ることはなかったのですが、主人の転勤とともに私もその土地を離れることになり、転職を余儀無くされました。

 

 新しい土地でこれまでの経験を活かすためにクリニックを探したのですが、この際、今まで知らなかった診療科で勉強してもっと知識を深めようと思いました。そこで、交通事故、労災保険を扱っている整形外科にチャレンジすることにしました。いざやってみると全く雰囲気も違いますし、覚えることが多くて大変でした。周りのスタッフに助けてもらいながら何とかやっているといった毎日です。

 

薬局での経験を活かして医療事務へ (37歳 神奈川県在住)

 

女性(30代)

 医療ビルに入っている薬局で、薬局事務をしていました。一日に500枚から800枚の処方箋を処理する忙しい薬局で、少し余裕を持って仕事をしたかったことと、以前から医科に興味があったので転職をすることにしました。仕事の内容は少し違いますが、繋がっている内容なのであまり苦労せずに済んだのが幸いでした。

 

 転職先の病院は、院外処方だったので病院の事務員はあまり薬の知識がない方がほとんどでした。そのため、医師が指示する処方箋のコメントなど薬局での知識があってこそ注意できるポイントがたくさんあり、他のスタッフや先生のお役に立つことができました。また、薬の名前と効能も大体一致しているので患者さんから質問されたときも、簡単な質問なら答えることができています。

 

 病院では診察の内容が人それぞれで、レセプトも薬局より複雑であるため覚えることが多いのですが、とても勉強になります。今までやってきた仕事では見えなかったところを学べて、そういうことだったのか、と合点することもたくさんあります。今後は、より多くの知識を身につけてどんなところでも使ってもらえる人材になりたいと思っています。

 

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本記事は2015/05/22の情報で、内容は医療事務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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