総合病院では土日休み
- 総合病院
総合病院では土日休みがほとんどです。診察時間は月曜日から金曜日までの朝の9時頃から5時頃まで、というのが一般的です(レセプト請求時などは別)。昼休みに一旦帰宅しなくても良いからまとまった時間で仕事をしたいという人は、総合病院での勤務が向いています。
- クリニック
クリニックでは土曜日に受付をするかどうかで一週間の患者数が大きく違うので、多くのクリニックは土曜日も診察をしています。しかしクリニックでも土日休診のところもあります。オフィス街にあるクリニックなどは、主に平日の空き時間や仕事終わりに来院出来る患者層がターゲットであるため、土日は休診にしているところがあります。
中には繁忙期以外はスタッフが交代制で土日休みというクリニックもあります。特に内科系のクリニックでは秋冬はかなり混雑しますが、夏期の受付数はその2分の1から3分の1になります。その場合は正社員でも交代で土日休みを取ることもできます。
また、繁華街にあるクリニックでは、土日は出勤しなければいけない代わりに平日に二連休を取れるところもあります。患者層が「どうしてもそのクリニックの治療を受けたくて繁華街まで通院したが平日はオフィス街にいるので平日はそのクリニックには来られない」という方などもいるようで平日の方が暇になりやすいです。美容治療などの自由診療がメインのクリニックなどはこの傾向があります。
- 土日休みがいいなら総合病院を狙う。クリニックは診療科などによって土日休みかどうかは異なるので転職時に確認。
土日休みとの引き換えに
土日休みであれば総合病院が多いことは上記で解説した通りですが、総合病院では業務内容は複雑になってきます。それは、入院患者を取り扱っているためです。入院のレセプトは外来よりも複雑なので、多くの場合は熟練した事務員が中心になって行っています。さらに、レセプト請求時にはかなりの残業時間が発生することも予想されます。
医療事務経験者であれば、入院レセプトの大変さを考えると、土日休みを得られないにしても入院設備の無い医療機関を探すという人もいます。つまり土日休みの総合病院に入る代わりにそれなりの経験などが求められるわけです。
- 総合病院は土日休みだが入院患者を取り扱うという点で業務自体は煩雑になるの傾向。
本記事は2015/05/22の情報で、内容は医療事務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。