やりたい仕事の明確化
インテリアコーディネーターが志望動機を考える上でまず重要なのが、転職後のやりたい仕事を明確にさせることです。顧客向けに壁紙や照明、カーテンなどをトータルコーディネートして提案したいのか、それとも今の住まいにあわせた家具やカーテンなどを部分的に提案したいのか、それともインテリアだけでなく建物の設計段階から携わって建物全体のコーディネートをしたいのか、インテリアコーディネーターといっても仕事内容は様々です。採用側の仕事内容と自分の希望する仕事内容が一致していることが大前提です。
また提案する相手の明確化も必要です。一般の顧客に対してなのか、企業やメーカー、同業種への商品提案なのかによっても仕事内容は大きく異なります。一般の顧客へ対しての提案により、顧客が求める住まいをイチから一緒につくりあげるコーディネーターもいますし、ハウスメーカーや建築事務所に対して、自分の会社の商品を採用してもらう為にプレゼンするコーディネーターもいます。誰にどのような提案をしたいのかを明確にさせることが先決です。
- 志望動機を作る上で「転職後のやりたい仕事の明確化」「提案する相手の明確化」は必要。
経験者・未経験者それぞれに適した志望動機を
なぜインテリアコーディネーターという職種を志望しているのかという志望動機はこれまで業務経験があるかないかによって変わってきます。
これまでの実務経験がある場合は転職するにあたって何を目標としているのか、以前の仕事内容との違いを述べましょう。以前の仕事ではできないことが転職後にはできる、といったアピールが大切です。
これまでの実務経験がない場合は採用されてからの覚えるべき仕事量が多いため、どうやって即戦力につなげるか、資格の有無とどのくらいの知識があるのかをアピールする必要があります。具体的に好きなインテリアブランドやインテリア雑誌があれば、常にトレンドをチェックしており勉強もしているということが伝わりますので志望動機につなげられます。なぜインテリアコーディネーターなのか、未経験で何ができるのか、会社にどう貢献できるのか、これらを志望動機にしっかりとつなげられるよう準備しておかなければなりません。
- 実務経験がない場合でも自分の過去のキャリアや今の考え方などをベースにアピールすることは可能。
本記事は2015/05/20の情報で、内容はインテリアコーディネーターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。