管理栄養士の老人介護施設への転職

職業:管理栄養士

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 高齢化社会が進む今、老人介護施設の需要は増える一方です。このような施設において、食は生きていく為の栄養補給だけでなく、楽しみや娯楽の一つとしてとらえられています。咀嚼や嚥下が困難な方々や制限食の方々への対応は勿論ですが、楽しみ、喜びを提供できるスキルやアイディアを発揮していける職場となるでしょう。

 

老人介護施設の種類

 一言に老人介護施設と言ってもその種類は非常にたくさんあります。

 

 先ず、有料老人ホームは介護型、健康型、住宅型に分かれ、その入居条件も様々であり、食事提供がある場合とない場合があります。グループホームと呼ばれるもののように、数名の集団生活を行う施設もあり、この場合は料理、掃除なども協力しながら役割分担して行います。ケアハウスと呼ばれる施設は、一人での生活は困難であり、また家族の介護も難しい方が入居する場所、特別養護老人ホームは自宅で介護を受けるのが難しい方が入居し、介護老人保健施設はリハビリを中心とした施設、と代表的な施設をざっくりと分けるとこうなります。

 

 管理栄養士が常勤で食事管理を行うのはケアハウス、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設が主な場所になります。この中で、もっとも食事の種類と制限が多いのが特別養護老人ホームで、介護度によって流動食、刻み食、持病によって糖尿病食や腎臓食の対応などもあります。特別養護老人ホームには看護師が常勤し、医師も定期的に巡回する為、ケアマネージャーと共に提供する食事の打ち合わせなどが行われます。

 

 介護施設の種類は様々ですが、共通していることは前述したとおり、栄養補給の為だけでなく、楽しみ、喜びを提供する事です。季節に合わせた食材を使用するのは勿論の事、昔懐かしい食事や、選択食の導入による選べる楽しさ、夏祭りやクリスマスなどのイベントに合わせたメニューなど、色々な工夫が求められます。

 

  • 老人介護施設の種類は様々。施設によってニーズも異なり常勤・非常勤など雇用形態も違う。

 

求人について

 この職種の求人はとにかくアンテナ張り巡らせることが必要です。転職サイトでの募集もあれば、各ホームページで同じ系列施設の新規募集などをしている場合もあるため、この職種を希望する場合は検索サイトなどでまめに検索をするといいでしょう。

 

 実際の食事は給食委託会社に依頼している施設が殆どなので、面接の際、現場調理師との人間関係どのように築いていきますか?という意味合いの質問をされることが多いため、自分なりの考えをまとめておくといいでしょう。

 

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本記事は2015/05/19の情報で、内容は管理栄養士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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