翻訳者の養成講座

職業:翻訳者

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自分にあった方法で効率的に学ぶ

 翻訳者になるために学習する方法として、通学講座や通信講座があります。またそのほかにも1回完結のセミナーやイベント、1カ月で短期集中的に学ぶ講座、そして最近では、オンライン上で自宅にいながら学習ができるWeb講座なども登場し、学習方法は多様化しています。

 

 また、どれか一つの学習方法だけでなく、たとえば、基礎的な内容は通信講座、専門的な内容を学ぶ実践レベルの講座は通学講座で、プロになった後に、専門ジャンルの幅を広げるためにオンラインセミナーを受けるといったように組み合わせて効率よく学ぶこともできます。それぞれにメリットがありますので、ご自分の生活環境や目標などを考慮したうえで、無理のない学習方法を選びましょう。

 

通学講座のメリット

 通学講座のメリットは、なんといってもプロの翻訳者に直接指導を受けられることです。分からない点を直接その場で質問できることはもちろん、翻訳者になるまでの秘訣、プロとして長く活躍するための心構えなど、翻訳スキル以外のこともたくさん吸収することができます。ただ、中には講師業を専門としていて翻訳の仕事はほとんどしていないというケースもあります。学校を選ぶ際は、講師の名前をネット検索するなどして「プロの翻訳者」であることを確認するのも大切なポイントです。

 

 また、宿題の発表やディスカッションによってほかのクラスメイトの訳文を聞くことができるのも大きなメリットです。「翻訳には正解はない」と言われているくらい一人一人の言葉のチョイスは違います。クラスメイトの良い訳語、悪い訳語を聞くことで自身の翻訳にも活かすことができるというのが通学講座のメリットです。通信講座より費用がかかるケースの方が多いですが、その分身につくことも多いです。毎週決まった曜日、時間に通うことがスケジューリングされているので、独学でスケジュールを組むとどうしてもうまく行かないという人にはお勧めです。

 

  • 翻訳者の先生や翻訳者希望者(クラスメイト)と実際に会って学んでいけるのが通学講座のメリット。

 

通信講座のメリット

 通信講座のメリットは、自分の好きな時に勉強できる点です。仕事や家事で忙しい人でも自分でスケジュールを立てて、空いた時間に効率よく学習することが可能です。提出した課題の訳文は丁寧に添削指導が入るので、自分の弱点が明白になります。

 

 また、提出締切日がある講座の場合は、毎月その締め切り日に向け、スケジューリングし、調べ物をし期日までに提出するというその一連の流れは、翻訳者の仕事と全く同じです。勉強をしながら翻訳者としての疑似体験ができるという点は大きいです。最近ではMicrosof Wordなどでテキストファイルで訳文を作成し、インターネット上から提出するというのが主流になってきており、翻訳者の必須スキルであるPC操作にも慣れることもできます。

 

 講座によっては、1回~数回、通学の講座(スクーリング)が含まれている場合もあり、在宅での通信講座学習の仕上げとして利用することができます。自身での学習スケジュール管理が大変ではありますが、それができる人には通学講座より費用が抑えられる点でもおすすめです。

 

  • 時間の都合をつけやすく効率よく履修できる点など通信講座ならではのメリットも。

 

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本記事は2015/05/18の情報で、内容は翻訳者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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