派遣は「即戦力」が基本
派遣社員の翻訳者の場合は、期間が決まっていることから推察できるとおり、十分に研修をしてから翻訳に取り組んでもらう余裕はなく、すぐに翻訳に取りかかることができる「即戦力」の翻訳者を求めています。翻訳の実務経験がある方が優遇されやすいのが常ですが、英語力や前職で、英文ライティングをやっていた、簡単な社内用文書の翻訳をやっていた、英文でメールのやり取りをしていた程度でも経験として応募時に伝えられることが前提になるでしょう。
- 派遣の場合は研修などがない場合もあり既にスキルを持っていることが基本。
パート・アルバイトは正社員・派遣よりタスクは易しめ
パート、アルバイトの場合はジャンルに特化しておらず、様々な文書の翻訳になることが多いです。また、正社員や派遣社員に比べ文書の重要度は少し下がり、社内向け資料、メール本文の翻訳や英文メールの作成、翻訳者が取り組む前の下調べ、複数人で翻訳するプロジェクトの一メンバーとして翻訳するといったように多種多様な案件があります。
また、最近ではクラウドソーシングも流行っていますので、在宅で翻訳をしメールで納品するといったアルバイト案件も増えてきています。翻訳業界への転職の第1段階として、現職を続けながら副業としてこのようなクラウドサービスを利用し、翻訳の経験を少しずつ積んでから希望の翻訳関連の会社に応募するという方法もあります。
- パート、アルバイトの場合の業務内容は多種多様。クラウドソーシングの請負として在宅でスタートすることも可能。
派遣/パート/アルバイトの求人の見つけ方は?
派遣の場合はやはり派遣サイトへの登録から派遣されるのが王道でしょう。
パート・アルバイトの場合はWEB上のバイトサイトに掲載されることもありますし、パート・アルバイトであれば具体的に働きたい翻訳会社のHPに掲載されることもあります。少し変わった見つけ方としては、会員制の翻訳者サイトに登録する方法もあります。例えばですが「アメリア」というサイトが2015年5月現在運営されていますが年会費と入会金(そんなに高くないです)を払い有料会員になれば定期的に最新の情報を入手できますし翻訳者同士のネットワーク拡大にもつながります。
パート・アルバイトの中でも先述のクラウドソーシングの請負としての働き方ですが「クラウドワークス」「ランサーズ」「シュフティ(※女性・特に主婦が多い)」などが大きいサイトになりますのでその中で翻訳の仕事を探すことになります。こちらは固定費はかかりませんが仕事の金額の中から10-20%を運営者にひかれるという成果型の課金体系になっていることが多いです。
- 派遣は派遣サイトが王道、バイトは直接応募、有料会員サイト、クラウドソーシングサイト・・・etc、求人の探し方は様々。
本記事は2015/05/15の情報で、内容は翻訳者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。