ドッグトレーナーの仕事内容の分類
- (1)メインはドッグトレーニング
その名の通り、ドッグトレーナーというのは、犬を訓練する=ドッグトレーニングする職業です。そのため、メイン業務はやはりドッグトレーニングとなります。「おすわり」や「まて」などを教えたり、リードを引っ張らないように散歩する練習をしたり、他の犬とと上手に遊ばせたり、室内の決まった場所で排泄をさせたり、ハウス(小屋)で静かにしている練習など、飼い主と犬が気持ちよく暮らせるためにさまざまなしつけ・ルールを犬に教えるのが仕事です。経験や能力、職場によっても異なりますが、たとえばしつけ教室の場合、一人あたり5頭~10頭を担当するケースが多いです。
- (2)飼い主さんへの伝達
犬が大半の時間を過ごすのはドッグトレーナーとではなく、飼い主さん家族とです。トレーニングの内容を飼い主さんの家族間でも共有・徹底してもらう必要があるため、教えたルールやトレーニングのコツなどを、「連絡帳」のようにノートやEメールなどで事細かに、飼い主さんに伝えることもドッグトレーナーの重要な仕事の一つです。犬がお昼寝やハウスに入っている間に、そういった業務を効率よく行う必要があります。
- (3)営業活動や事務作業などの業務
しつけ教室やドッグラン、ドッグカフェなど、ドッグトレーナーの勤務先では、営業や事務専任のスタッフがいるケースは少なく、ドッグトレーナーが兼任することが多いのが現状です。具体的にはチラシ作成・配布や動物病院やペットショップなどへの挨拶回り、ブログやSNSの更新などの営業・集客業務や、問い合わせの電話・メール対応、備品発注などの事務業務などもドッグトレーナーが行うケースもあります。
また、犬(特に子犬)は感染症にかかりやすいため、施設内の換気や床掃除、消毒などをこまめかつ丁寧に行う必要があります。清掃業務はドッグトレーナーのルーティンワークといっても過言ではありません。このように犬と直接かかわる仕事以外の業務もあるのがドッグトレーナーの仕事です。
本記事は2015/05/11の情報で、内容はドッグトレーナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。