2人目の履歴書のサンプルです。
保育に対する新しい考え方を身につけたいと転職を希望する32歳Bさん(女性)
平成17年3月に大学を卒業して同年4月に幼稚園に就職。その後平成29年4月に他幼稚園に転職、現在在職中で転職活動中。
①免許・資格
平成17年3月 幼稚園教諭一種免許 取得
平成19年3月 普通自動車第1種運転免許 取得
②趣味・特技
実際の文章
「趣味はピアノを弾くことです。大学に入り初めてピアノと向き合いましたが、少しずつ上達し、子ども達が楽しそうに歌ってくれるので、練習もとても楽しいです。特技はジョギングです。近所の方と毎日挨拶や世間話をしながら楽しく続けています。」
- 幼稚園教諭はピアノを弾くことは大前提です。専門学校や大学に入学して初めてピアノに触れたという人は、ピアノは苦手だと思い履歴書には触れないようにすることが多いのですが、その場合面接で必ずと言ってよいほど「ピアノは弾けますか?」と尋ねられます。子どもたちと一緒に歌ったり、子どもたちの様子を見ながらピアノを弾いたり、子どもたちに話しかけながら片手間にピアノを弾いたりということが日常茶飯事になるので、ピアノに苦手意識をもっているとマイナスになります。そのクラスだけピアノがあまり聞こえてこなかったり、歌うことが少なかったりということがあっては困るからです。ですので、もし苦手だったとしても、趣味にピアノを弾くことが好きだと記入してアピールしておくことは、とてもプラスになります。好きなのと得意なのは違いますから、本当はあまり弾けなくても堂々と書いて大丈夫です。
③健康状態
実際の文章
「毎朝ジョギングを日課としているので、体力には自信があります。幼稚園で働き始めてから1度も欠勤していません。」
- どの職業でも健康状態が良いことは必要だと思いますが、幼稚園教諭は体力勝負です。1日中走り回って遊べる3~6歳の子ども達を毎日相手にします。屋外で遊ぶことも多いので、日焼けが大丈夫かなどと面接で尋ねられることもあるようです。毎日子どもたちと元気に走り回って活動できるということをしっかりアピールできるように記入しましょう。
④志望の動機
実際の文章
「私は年少3回、年中3回、年長4回と様々な学年を経験し、卒園児も送り出してきましたが、同じカリキュラム・同じ方針の中での保育というものは、あまり変化をつけることが出来ず、子ども達に対して真摯に向き合うことができず、慣れがでてきてしまっているように感じ、新しいことに挑戦し、別の保育に対する考え方を知りたいと思い転職を考え始めました。そして貴園の方針である「子どもをのびのびと自由に育てる」というものにとても共感を持ち、そのような方針の中で保育をしてみたいと思い志望しました。」
- 長く勤めてからの転職は、学年主任や全体の主任としての転職が多いです。そのような場合、今まで10年間の保育で自分がどのように成長してきたのか、どのような経験を積んできたのかということを伝え、就職先の園に入職したらどのような戦力として活躍できるのかということをアピールすることが大切です。上に立つ立場の人間として、ふさわしいのかどうかということを見極められるので、転職理由というものが面接と異ならないよう、しっかりと準備して記入しましょう。
⑤本人希望記入欄
実際の文章
「特になし」
本記事は2015/05/08の情報で、内容は幼稚園教諭としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。