薬剤師の退職金

職業:薬剤師

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薬剤師の退職金は一概には言えない

 薬剤師の退職金の額は会社や施設によって規定が異なるため、相場がいくらとは一概には言えません。仮に35年勤務したとしても、全く支給されない場合もありますし、国家公務員であれば相当額支給されます。傾向としては会社や施設の規模が大きくなるほど退職金の額は上昇するようです。逆に言えば、個人経営の薬局やクリニックにおいては退職金制度自体が無かったりしますので、転職する際には必ず確認するようにしましょう。

 

職場別の薬剤師の退職金

  • 調剤薬局の退職金

 調剤薬局勤務の薬剤師の場合、しっかりした退職金制度が整備されているのは大手~準大手の全国チェーンの薬局だけと断言しても良いかもしれません。また、地域で10店舗以上チェーン展開するような中堅チェーン薬局の一部にも、退職金制度が整備されている場合があります。それ以外の規模の小さい調剤薬局においては、退職金制度があったとしても、数十年にわたって勤務してもお餞別程度の額であることが多いようです。

 

 このように薬局の規模が退職金に影響する原因としては、規模が小さいと資本金も少なく、収益も大規模薬局に比べて見劣りします。資本不足で利益も出しにくいと、退職金の引当に詰める金額も僅少です。そういった理由で、規模が小さい薬局ほど退職金が出にくい状況にあります。

 

 例外的に、同様の問題を抱えている中小企業が従業員に対して退職金を支払うために出資する「中小企業退職金共済基金」に加入している小規模薬局もあります。共済に加入しているということは、それだけ経営者が従業員のことを考えてくれていると言えるのかもしれません。金額としては35年勤務で400~800万円が相場です。

 

  • 病院薬剤師の退職金

 病院に勤務する薬剤師の場合、その病院が公的機関であるか私的機関であるか、そして病院の規模によっても退職金の額は異なります。

 

 まず、県立病院や国立病院機構などの地方公務員または国家公務員に準ずる薬剤師の場合、その自治体や国が定めた俸給表と勤続年数に準じて、退職時にはそれに見合った退職金が支払われます。外資系の製薬企業の社員を除けば、おそらく薬剤師の業界の中で一番高額な退職金になるはずです。新卒で公務員薬剤師になった場合、勤続年数は38年または36年となりますので、1800~2500万円程度は支給されるはずです。

 

 私立病院の場合は規模により様々です。35年勤務しても100万円を切る支給額となることもありますし、1000万円を超える支給額を用意している医療機関もあります。とはいえ、100床を超えるような中規模病院においてはたいてい退職金制度が整備されています。それ以下の病床の病院やクリニックにおいても、先ほど紹介した「退職金共済制度」に加入している場合があります。ある程度規模が大きいにも関わらず、退職金制度がない病院は財務上の問題を抱えている可能性もあり、注意したほうが良いかもしれません。

 

  • ドラッグストアの退職金

 ドラッグストアに勤務する薬剤師の場合、退職金は比較的支給されているようです。ドラッグストアは単独店舗で経営することはまず無く、その多くが全国展開しているチェーン店です。それだけ規模が大きく、労働組合がある上場企業も多いですので、勤続年数や役職に応じて退職金が支払われる制度がある企業が多いようです。金額の目安としては、35年勤務で数百万から1000万円程度支給されるのが相場です。

 

 (※)基本的なことですが、就職時の面接で人事担当者に対して直接退職金のことを聞くのはNGです。給与や待遇、賞与、休暇等と同様であり、これらについて面 接時に質問するとやる気が無いように思われてしまう可能性があります。原則、転職サイトのキャリアコンサルタントを介して確認するようにしましょう。

 

本記事は2015/05/07の情報で、内容は薬剤師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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