どの年代でも働ける
柔道整復師としての仕事の強みは、どの年齢でも仕事が出来る技術者になれるというところです。もちろん資格取得を目指した人の中には、技術者になるというよりも接骨院などの経営者になることを望んでいた人もいるかもしれませんが、どちらにしろどの年齢の人でも働きやすいです。
中には50歳を過ぎてからサラリーマンを辞めて学校に通い始め、技術を学んで開業し大成功を収めた人もいますし、高校を卒業してすぐに専門学校に入学し、朝は接骨院で働きながら学び、昼から学校に通うといったスタイルで勉強と技術の両方を習得していく人もいます。
- 技術者志向でも経営者志向でも、年齢を問わず働くことができる。
年齢よりも大切なもの
柔道整復師としての適齢期を言い切るのは難しいです。整骨院などで働く場合、若い頃から仕事に従事していれば体力的にも問題ありませんし経験もしっかりと積めます。
しかし30歳を過ぎてからでも技術や営業のセンス、そしてトークセンスがあればすぐに人気の先生になることができます。若いうちから働いていても貫禄がなければ威厳がありません。患者さんからすれば、資格を持っていても先生という貫禄がないと受け入れにくい場合があります。逆に貫禄とトークセンスがあれば、柔道整復師の資格を取り立ての40歳の人でも十分に患者さんからの信頼を得られるのです。
年齢の問題よりも、それぞれの個性の上で柔道整復師としての仕事は成り立ちます。ですから、何時どんな時でも本気で柔道整復師として仕事をしていこうという気持ちがあれば何歳からでも始められるのです。そして柔道整復師は医者と一緒で決められた定年退職の年齢もありません。引き際は自分で決めることができます。
- 若くて経験豊富でも貫禄がないと患者様から信頼されにくい。逆にセンスがあればスタートが遅くても問題ない。
若いと有利な点も
ただ、若いうちから経験を積む方が断然有利であるということは間違いありません。柔道整復師は体力のいる仕事です。それが接骨院であれ、病院勤務であれ、リラクゼーションスタッフであれ、常に身体と向き合って施術をしていかなければいけません。多い時では1日に100人以上の患者さんやお客さんを診なければいけない時もあります。それだけの患者様を診る体力を考えると、やはり若い方が有利なのです。
ですが前述のように、どのような年齢でもチャンスはあります。普通のサラリーマンや全くの畑違いの職種からでも、年齢を重ねてから転職してくる人はたくさんいます。貫禄、トークセンス、技術力、その何か一つでも秀でていれば患者さんからも信頼されて成り上がることが出来ます。そして何よりもこの職業が再就職に選ばれやすい理由は、どんな人でも一攫千金のチャンスがあり、ずっと仕事を続けられる技術職であるということです。
- 柔道整復師は体力を使う仕事。その点では若い方が有利。
本記事は2015/04/23の情報で、内容は柔道整復師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。