老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人

職業:薬剤師

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老健(介護老人保健施設)薬剤師とは?

  介護老人保健施設=老健とは、医療ケアやリハビリなど介護が必要となる高齢者(65歳以上)の自立や復帰を支援し、医師の管理の下、看護や介護、リハビリはもちろん、日常的なサービスも提供している施設です。老健施設は復帰を目指す役割の施設ですので、一定期間(3か月~1年程)で退去することが前提とされています。

 

 福祉施設のうち、この老健(介護老人保健施設)においては、介護保険法で常勤の施設医を配置するよう定められており、薬剤師についても配置の義務が生じています(グループホームや特別養護老人施設などは、嘱託医はいても薬剤師の配置義務がありません)。

 

 

 老健(介護老人保健施設)の入所者が服用する医薬品は原則として施設医が処方することに定められ、薬剤師が老健施設内の調剤室で調剤業務を行うこととされています。ただ老健(介護老人保健施設)においては、基本的に急性期医療を必要としない慢性疾患の高齢者が入所するため、処方頻度も多くなく、入所者の定期服用薬と臨時薬が時々処方される程度です。そのため、薬剤師の配置基準は300床あたり1人となっています。一方で、介護老人保健施設の多くは50~100床前後であるため、パート・アルバイトの雇用形態で薬剤師を雇用することが多くなっています

 

 

 また、最近は病院やクリニックに老健(介護老人保健施設)を併設することが多く、その場合は病院やクリニックの薬剤師が出向して老健施設の調剤を行うこともあります。もしくは病院の薬剤部がその業務を担い、病院の業務の合間で老健(介護老人保健施設)の調剤業務まで行っている場合もあります。これは、そこまで老健施設での処方頻度が多くないという点が背景にあるためです。

 

老健(介護老人保健施設)の薬剤師の仕事内容

 老健(介護老人保健施設)における薬剤師の仕事内容は、総合的な医薬品の管理が中心となります。老健施設での業務はどちらかと言えば病院薬剤師の仕事内容に近く、医薬品の在庫管理、処方箋調剤、持参薬の管理、服薬指導、施設医と連携して剤形や投与経路などを検討するなどの業務があります。

 

 老健(介護老人保健施設)では、さまざまな利用者がいるので、幅の広い分野の医薬品を管理していくことになります。定期服用薬においては持参薬を使用することも多い傾向にあり、その管理や採用薬の切り替え時の処方検討も行います。

 

 

 また、利用者の病状を見ながら、施設医や看護師、リハビリスタッフと連携して薬学的管理を行うこともあります。特に摂食嚥下機能が低下したために胃ろうを造設されたり、経鼻胃管などの栄養チューブを挿入されている利用者においては、誤嚥性肺炎などの合併症を起こすことも多く、薬剤師の関わりが重要視されています。

 

 さらに、老健(介護老人保健施設)の薬剤師は300床あたり1人という配置基準ですので、このような仕事内容を1人で行うと言う施設ももちろん多々ありますので、業務に責任が伴うことはもちろん、的確かつ正確な仕事が求められます。

 

 そういったことから、老健(介護老人保健施設)の薬剤師に向いている人は、病院薬剤師としての業務を一通り習得しており、施設医に処方内容について提案したり、看護師や介護職などに対して医薬品教育ができるような人です。しかし、老健施設では抗癌剤や免疫抑制剤などの特殊な医薬品を取り扱うことはほとんどありませんので、その点はそこまで心配する必要はありません。

 

 ちなみに、派遣という形で老健施設で働く薬剤師については、調剤薬局の在宅医療に近しい仕事内容になるでしょう。

 

老健(介護老人保健施設)薬剤師になるメリット・デメリット

 老健(介護老人保健施設)薬剤師になるメリットは、まず介護の現場・高齢者に関われることです。自身の服薬指導などの業務によって、利用者が回復していく姿を見るのはやりがいにもつながるでしょう。

 

 

 さらに、老健施設で働く薬剤師の場合、定時上がりで残業が少ないと言う利点であったり、シフト制で時間に融通が利いたりなど、働きやすい環境にありますので、育児中などの薬剤師でも安心して働けるでしょう

 

 また、仕事内容についても利用者がある程度の一定期間を老健施設で過ごすので、調剤薬局やドラッグストアなどと比較すると利用者が安定していますし、しっかりと調剤業務に集中できるといった環境にある老健施設も見られますので、調剤の経験を積みたい薬剤師にも良いでしょう。

 

 反対に老健(介護老人保健施設)薬剤師のデメリットは、求人数が少ないという点に加え、あったとしてもパート・アルバイトや派遣が中心となり、正社員の求人は僅かという点が挙げられます。さらに、100名以上の利用者の医薬品管理から服薬指導、他スタッフの連携などの多数業務を一人で担当するケースも多々ありますので、責任が伴うことはもちろん業務の効率と正確さが求められます。

 

老健(介護老人保健施設)薬剤師の求人

 老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人は、病院や薬局、ドラッグストアと比べるとそこまで多くはありません。これは老健施設の薬剤師の配置基準が300床あたり1人であり、さらに老健施設の多くは50~100床程であるためです。最近では、病院から派遣される薬剤師もいるため「老健の薬剤師求人」がそう増えない理由にもなっています。

 

 しかし、薬剤師の転職サイトには一定数の掲載がありますので、大手の薬剤師転職サイトを利用するのが一般的です。また、老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人のほとんどがパート・アルバイトであり、時間の融通が効きやすく比較的入職しやすい職場と言えるでしょう。

 

 (参照:ファルマスタッフ ※老健)

 

 実際に、求人件数の多さは業界トップクラスとも言われている薬剤師転職サイト「ファルマスタッフ」で、「介護老人保健施設」を検索をすると、10件とやはり老健施設の薬剤師求人が少ない傾向にあります

 

 さらに、大手の薬剤師転職サイトである「リクナビ薬剤師」や「マイナビ薬剤師」でも同様に「介護老人保健施設」の薬剤師求人を調査したところ、求人数は更に少数という結果でした。

 

 しかしながら、こういった薬剤師の転職エージェントには非公開求人ももちろんあります。条件がマッチするなどした場合には、転職エージェントのコンサルタントから「介護老人保健施設」の非公開求人を紹介してもらえることもありえますので、まずはいくつかの転職エージェントに無料登録をしておくとよいでしょう。

 

  人気の薬剤師転職エージェント
人気1位 ファルマスタッフ
人気2位 リクナビ薬剤師
人気3位 マイナビ薬剤師

 

 

 また、老健(介護老人保健施設)は介護業界でもありますので、医療介護の求人サイトに薬剤師の求人が出ている場合もあります

 


コメディカルドットコム ※介護老人保健施設の薬剤師求人一覧)

 

 実際に医療介護の求人サイト「コメディカルドットコム」で、老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人を検索したところ、7件のヒットがありました。薬剤師の転職サイトと合わせて、介護の求人サイトもチェックしておくと良いでしょう。

 

 さらに、地域は関東、雇用形態は派遣・紹介予定派遣に限られてはしまうのですが、近年では介護老人保健施設や調剤薬局の派遣・紹介を主とする「メディカルサンライズ」という、薬剤師専門の派遣・紹介会社も見られます。

 

メディカルサンライズ

 

 年齢や状況に縛られることなく、働きたいという人に働ける場所を提供するという理念を掲げており、年齢・経験問わずということはもちろん、フルタイムで働けない、週5日で働けないといった状況の薬剤師にも対応されています。

 

 老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人は少ないことは確かですが、このように、求人を探す手段は何通りかありますし、働き方も選べたりしますので、上記の転職サイトなどから自分に合った求人を見つけていきましょう。

 

老健(介護老人保健施設)薬剤師の求人の募集要項と給与・待遇

 引き続き、老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人の募集要項をご紹介していきます。

 

 まず各、老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人の雇用形態を見ていくと、パート・アルバイトという求人がほとんどではあるのですが、中には少数ながらも正社員という雇用形態の求人も見受けられます。下記の様に正社員募集をしている老健施設については、病院やクリニックなどに併設されているという老健施設のケースが多い傾向にあります。

 

(参照:ファルマスタッフ ※老健の薬剤師求人の募集要項)

 

 さらに、老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人の年収・時給を見ていきましょう。老健施設の正社員であれば400万円~500万円前後程で、パート・アルバイトの場合には時給1500~2500円、地方都市の中でも薬剤師不足が深刻なところでは時給3000~5000円としている老健施設も中にはあります。

 

 各、老健施設求人の仕事内容については、利用者の調剤・在庫管理業務が中心という老健施設がほとんどという形になります。また、利用者への対応は看護師が行うケースがほとんどですので、薬剤師は調剤業務に専念できるといった環境の職場も多々見られます。

 

 上記で紹介している老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人では、定時が17:30で土日休み(年間休日120円)と働きやすさに配慮されているという事がわかります。

 


(参照:ファルマスタッフ ※老健の薬剤師求人の募集要項)

 

 また、上記の老健(介護老人保健施設)の薬剤師求人のように、「シフト制」や「日勤のみの勤務」、「有給取得の推進」、「託児所完備」という、老健施設も中には見られ、ライフスタイルに合わせた働き方ができる職場も多い傾向にあるので、育児中などのプライベートが忙しい薬剤師も安心して働くことができる環境であることがわかります。

本記事は2018/06/18の情報で、内容は薬剤師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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