専門学校の卒業
美容師になるために最初にすべきことは美容学校に入学することです。美容学校に通う前でも美容院で見習い美容師として働くことはできますが、法律ではお客さんに触れることすら禁止されています。そのため美容師を目指すのであれば必ず専門学校に入学し、授業過程を終了して卒業しなくてはいけません。
専門学校は毎日学校に通う全日制と規定時間通う通信制があります。全日制の場合は2年間、通信制の場合は3年間通うことになります。どちらを選んでも美容学校を卒業できますが、全日制で通う方が国家試験対策についてしっかりと勉強できるので合格率が高いです。
通信制の良いところは、美容院で働きながら通うことになるのでサロンワークで必要な技術を多く学び、美容院がどんなところか知ることができる点です。しかし働きながら休みの日に専門学校に通ったり、提出課題を作成したりするためかなりハードになります。どんなに大変でも専門学校を卒業しなければその後の国家試験を受けることができないので、必ず卒業する必要があります。
- 専門学校は全日制と通信制で特徴が違うが、最終的に必要なのは国家試験の合格。
国家試験に合格
美容学校を卒業すると次に必要なことは美容師免許を取得することです。美容学校を卒業しただけでは美容師免許は取得できません。国家試験に合格し美容師免許を取得してはじめて、美容師としてお客さんに触れることが許されます。
国家試験は筆記試験と実技試験があり、実技試験は3つの課題の内の2種類が毎回ランダムに選ばれます。国家試験は1年に2回実施され、一度試験に合格できなくても何度も試験を受けることができます。不合格でも美容院に就職はできますが、サロンによってははじかれることもあります。
- 美容学校を卒業してはじめて国家試験を受けることができる。
美容院への就職
美容師になるために最終的にすることは、お客さんを施術することです。美容師免許を取ってすぐに自分のお店を持つことはまずありません。美容院などに就職して技術を磨き、開業する流れです。
美容師免許を取得し美容院に就職できればもう美容師ですが、美容師の目標はあくまでスタイリストになることです。美容師になってからが本当の勝負になるので、就職できたからといって安心してはいけません。気を引き締めてサロンワークに励みましょう。
- 美容師になるのがゴールではなく、美容師になってからが本当の勝負。
本記事は2015/04/22の情報で、内容は美容師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。