調剤薬局の薬剤師の求人事情!在宅医療の訪問薬剤師についても解説

職業:薬剤師

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調剤薬局の薬剤師の仕事内容と求人事情

 医薬分業が進んだ昭和50年代以降から、調剤薬局の数は右肩上がりで増加の一途を辿り、日本の薬局店舗数はコンビニやガソリンスタンドを上回る数と言われています。これは病院などは違い、調剤薬局などの薬局には需給面からの開設許可の規制がないことが理由に挙げられるでしょう。

 

 当初目標としていた「かかりつけ薬局」の機能を持つ薬局は少ない傾向にあり、病院やクリニックと手を組んで出店する「門前薬局」タイプの薬局が多数存在しています。

 

 そういったことから、調剤薬局は薬剤師の求人の中でも、一番求人数が多いとされ、比較的転職しやすい職場であると言えるでしょう

 

調剤薬局の薬剤師の仕事内容

 調剤薬局で働く薬剤師の主な仕事内容は、処方箋調剤になります。

 

 クリニックや病院で発行された処方箋を受け付け、調剤を行います。患者さんが処方箋を持参されると、まず薬剤師が対応し、初回来局の場合にはアレルギー歴や副作用歴、お薬手帳を確認して他の医療機関で処方されている医薬品が無いかどうかを患者さんに確認します。

 

 また、ジェネリック医薬品への変更の提案や、自宅に残薬があるかどうかの確認作業も処方箋の受付時に行います。

 

 

 処方箋の内容を監査して問題がないことを確認したら、医薬品の取り揃えを行います。単なる取り揃えだけではなく、散剤や水剤、軟膏、煎じ薬など、やや専門的な技術が必要となる場合もあります

 

 次に取り揃えた医薬品の内容と薬袋、処方箋の記載に相違がないかを監査した上で、患者さんへお渡しします。投薬時には、薬剤情報提供書を用いてお薬の説明をしたり、現在使用中の薬剤による副作用や使用上の問題点などの把握に努めます。

 

 これが調剤薬局で働く薬剤師が行う処方箋調剤の一連の流れです。

 

 例えば内科の門前薬局では、薬剤師一人当たり1日40~50件程度、皮膚科を応需する薬局では薬剤師一人当たり1日60~80件程度処理することが多いとされて、診療科によって処方箋数の差はあります

 

調剤薬局の薬剤師の給与・待遇

 調剤薬局の薬剤師の給与については、よく病院薬剤師と比較されることが多いです。

 

 結論から言えば、調剤薬局の給与は病院薬剤師よりも高い傾向にあります。その理由は、調剤薬局業務の点数表である調剤報酬が病院薬剤師の診療報酬よりも優遇されているからです。つまり、調剤報酬を高くすることで医薬分業を推進しようとした経緯があったため、現在もその名残で調剤報酬は優遇されているのです。

 

 

 調剤薬局へ転職する薬剤師の場合、年収相場450~650万円となります。年収に開きがあるのは、薬剤師の充足した都市部と不足した地方における差であると言えます(※薬剤師の年収平均・厚労省が公表している薬剤師年収データ・都道府県別での比較も参考下さい)。調剤薬局では年齢による昇給額は少なく、一定以上の経験がある薬剤師であれば、30代でも50代でも年収にそこまで大きな差は生じないと考えて良いでしょう。

 

 
<※調剤薬局の薬剤師の勤務時間>

 

 調剤薬局の開局時間は多くの場合、処方箋を受ける病院やクリニックの開業時間によります。例えば、冬場でインフルエンザや感冒の外来患者が多いと、調剤薬局も開局時間を延長して対応することが良くあります。また、医療機関の休業に合わせて薬局もお休みとなることもあります。土日休みや祝日休みとなるところも多いですが、主に処方箋を受ける医療機関の診療内容によっては、24時間開局のために夜勤が必要な場合もあります。

 

 

調剤薬局の訪問薬剤師

 最近では調剤薬局の「訪問薬剤師」としての求人も多数見られるようになりました。これは、在宅患者における訪問薬剤管理指導または居宅療養指導に取り組む調剤薬局が近年増加してきているためです。

 

 在宅業務を行っている調剤薬局のほとんどは、薬剤師の人手不足のために処方箋調剤を行いながらお昼や夕方の空いた時間帯で患者宅に出向くと言った「二足のわらじ」的な業務をしていますが、薬剤師数が多く訪問件数も多い薬局の場合は在宅業務に専従する薬剤師を雇用することもあります

 

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 訪問薬剤師の業務は、患者宅を訪問して薬を届け、配薬や必要な薬学的管理を行ったりすることが主な趣旨となります。訪問する患者さんの多くは、何らかの理由で病院の受診や薬局への来局が難しい人がほとんどであり、寝たきりに近い患者さんや、がんによる終末期を過ごされている方など様々です。

 

 医師の往診により処方箋が出ると、薬局にファックスされるか直接届けられ、その調剤薬を患者さん宅へ配送します。しかし、ただ薬を届けるだけなく、服薬指導や服薬支援、効果や副作用のチェック、健康相談の応需など、在宅で行うべきことは多岐に渡ります。

 

 最近では、聴診器や血圧計、パルスオキシメーターなどを用いてバイタルサインを確認してフィジカルアセスメントを行い、医薬品の副作用の早期発見に生かす取り組みをしている調剤薬局もあるようです。

 

 業務は訪問看護や訪問介護と共通した点も多いのですが、これらの職種とは異なり訪問薬剤師の業務はまだ完全に地域社会に浸透しているとは言えない状態です。

 

 訪問薬剤師に向いている人は、病気や医療、医薬品、介護に関する幅広い専門知識を持っていて、医師や看護師、患者さんや家族などと円滑にコミュニケーションを取ることができる薬剤師と言えます

 

参考調剤薬局の在宅業務について知りたい

調剤薬局の薬剤師の詳しい仕事、在宅業務について知りたい

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調剤薬局の薬剤師の求人事情

 ここからは、調剤薬局の薬剤師の求人について詳しくご紹介していきます。

 

薬剤師求人でもっとも件数の多い調剤薬局の求人

 前述した様に調剤薬局は薬剤師の求人の中でも、調剤薬局の求人数がもっとも多くなっていますので、比較的転職しやすい傾向にあります。

 


 (マイナビ薬剤師 ※東京都+調剤薬局検索結果)

 

 実際に、上記の薬剤師専門の転職サイト「マイナビ薬剤師」で、「東京都」×「調剤薬局」の求人を調査したところ、3969件のヒットがあり、調剤薬局の求人がこれだけ多いということがわかります

 


 (マイナビ薬剤師 ※東京都+正社員+調剤薬局検索結果)

 

 次に上記の様に「東京都」×「調剤薬局」×「正社員」求人について絞り込むと3235件と、正社員求人がもっとも多いということがわかりました。

 

 調剤薬局の正社員求人を見ていくと、前述したように年収450~650万円の求人が多い傾向にあるのですが、中には600万円以上の高収入求人も250件以上存在しています。

 

 また、中には「未経験可」や「ブランク可」などの求人も見られるなど、調剤未経験の薬剤師や育児中などの女性薬剤師にも働きやすい職場と言えるでしょう。

 

 いずれにしても調剤薬局の薬剤師求人は多い傾向にあり、選択肢が多数あります。さらに、高収入の求人などの中には非公開求人として掲載している場合もあります。自分にピッタリな職場へ効率的に転職するには、やはり転職エージェントの利用をおすすめしたいです。

 

調剤薬局の在宅薬剤師の求人

 引き続き薬剤師専門の転職サイト「マイナビ薬剤師」で、近年多数見られる在宅薬剤師の求人も見ていきましょう。

 

 (マイナビ薬剤師 ※全国+在宅薬剤師検索結果)

 

 「全国」×「在宅薬剤師」で求人を調査したところ、8642件のヒットがあり、かなり需要が高まっていることがわかります。

 

 やはり、調剤業務と在宅業務を兼任というスタイルの調剤薬局チェーンの求人が多い傾向にはありますが、中には在宅専任薬剤師の求人も見られます。年収については、通常の調剤薬局の薬剤師求人とさほど変わらないのですが、中には800万円程の高年収求人が見られたりもします。

 

 

調剤薬局・ドラッグストアの売上高ランキング

 ここからは、転職ステーション内で公開しているドラッグストア・調剤薬局の売上高ランキング(2017年調べ)や、各企業の詳細と各企業の勤務経験者による口コミを合わせてご紹介していきます。調剤薬局へ転職する際の参考になれば幸いです。

 

1位

ウエルシア
ウエルシアホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ

2位

ツルハドラッグ
ツルハホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ

3位マツモトキヨシ
マツモトキヨシホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ
4位サンドラッグ
サンドラッグの詳細・勤務経験者による口コミ
5位

コスモス薬品
コスモス薬品の勤務経験者による口コミ

6位

スギ薬局
スギホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ

7位

ココカラファイン
ココカラファインの詳細・勤務経験者による口コミ

8位

カワチ薬品
カワチ薬品の詳細・勤務経験者による口コミ

9位

アイン薬局
アインホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ

10位

クリエイト
クリエイトSDホールディングスの詳細・勤務経験者による口コミ

 ドラッグストア・調剤薬局の売上高ランキングの11位以降はこちらでご確認頂けます。

 

薬剤師が調剤薬局への転職を成功させる方法

 薬剤師求人の中でも調剤薬局の求人がもっとも多いことから、自分にピッタリな転職先を見つけ辛い場合もあるのではないでしょうか。そういった際には、自分にマッチした職場を薬剤師の転職エージェントに紹介してもらいながら、転職活動を進めていく方が効率的です。

 

 また、高年収の求人など調剤薬局の求人の中には非公開求人もあるでしょう。転職エージェントに登録していると、自分と条件がマッチした場合に調剤薬局の非公開求人を紹介してもらえることもありますし、条件交渉などでの転職活動の負担軽減や、面接の合格率向上にもつながって行きます。

 

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本記事は2018/06/25の情報で、内容は薬剤師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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