塾講師としてのスキルを評価してくれる仕事
塾講師は、資格職でもなければ特殊技能職でもありません。つまり、塾講師をしていたから他業種への転職が有利になることはほぼ無いと言えます。
ただし、学習塾はサービス業ですから、常に保護者や子供たちとコミュニケーションを取らなければ成り立たない仕事です。そういった意味でサービス業であれば、その顧客とのコミュニケーションスキルは評価してもらえる可能性があります。
- サービス業であれば、コミュニケーションスキルを評価してもらえる可能性も。
実際に塾業界からどんな所へ再就職しているのか
塾講師をしていた人の転職先は様々ですが、公務員関係の仕事に就く人の割合は多いと言えます。理由は、塾講師の待遇面です。そして、就業時間が遅くなる為、特に定時の昼間の仕事に就きたいと言う気持ちがあるからだと言えます。
中には、教職に就く人もいます。もちろん、一般企業への転職も当然あり、教室長などをしていた人はマネジメント能力が必要な仕事に就くケースが多い様です。
- 公務員関係の仕事に就く人の割合が多い。
塾講師は長く続けるのが難しいのか
学習塾業界の平均年齢が約36歳からも分かるように、離職の多い業界とも言えます。勤務時間帯が遅い為、結婚してから女性が続けていくには非常にハードルが高い点や、上場企業以外は育児休暇などの制度を持たない勤務先がほとんどだという点も、平均年齢を下げている理由と推測されます。
また、非常に競争の激しい業界なので業績のプレッシャーや、保護者からのクレームなど精神的なプレッシャーなどから退職するケースもあります。塾講師はやりがいと誇りを持って取り組まなければ、続ける事が難しい職種と言えるかもしれません。
- 勤務時間や育児休暇などの理由から、平均年齢が低く離職率の高い業界でもある。
本記事は2015/02/03の情報で、内容は塾講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。