外資系航空会社の客室乗務員の面接
面接では考え方や態度を見られます。企業研究が必要で、社長名や会社のミッションだけではなく、それについてどう思うかも問われます。何か主張するならば、背景も徹底的に調べた方が良いです。
外資系航空会社では、日系企業のような日本人としての美意識や育ちの良し悪しは問われません。その代わり、ニコッと笑う時に歯並びがきれいであることはポイントが高いです。合同企業説明会で、他の人の視線も気にせずボーイフレンドと英語で携帯電話を使って大声で喧嘩していた女性が採用されたという例もあります。
- 企業研究を入念に行い、主張したいことがあればそれに関する背景や成り立ちもしっかりと調べておく。
日系航空会社の客室乗務員の面接
外資系の会社と比較すると、応募者が話している内容よりも笑顔や立ち振る舞い、敬語などを面接官は見ています。面接の回数が多いのは、より万人に好まれる方を選ぶためです。筆記試験よりも面接の比重が大きいのは、どのような育てられ方をしてきたのか、という視点から選んでいるからです。
特に敬語は、相手を敬うことができ、自分がへりくだった表現をしているかなどの細かい点をチェックされています。集団面接やグループワークでは、面接官や担当スタッフに気を配るだけでなく、同時に面接されている他の応募者に対しても気を使っているかどうかが常時採点対象になります。
- 話す内容よりも笑顔や仕草、敬語の使い方が重視される。育ちが良く、万人に好まれるタイプが求められる。
LCCの客室乗務員の面接
LCCでも客室乗務員の競争は激しく、応募者が数千人になることもあります。各会社が応募時に出しているテーマに沿って、自分が他の人よりもどれだけ採用する価値があるかをアピールします。一応接客業ですので笑顔や敬語も必要とされますが、体力があることや過去に航空会社勤務の経験があることを前向きにプレゼンテーションできれば、より合格に近づきます。
日系のLCCでは、チームワークができることが必要とされています。クラブ活動などを通して集団で動けることを伝えましょう。外資系は、より自分が独立した社会人であり、ユニークであるかを伝えます。
- 自分が他の人よりもどれだけ会社に貢献できる人材かをアピールする。日系ではチームプレイ、外資系ではユニークさが好まれる。
本記事は2015/11/19の情報で、内容は客室乗務員(CA)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。