客室乗務員(CA)の仕事内容

職業:客室乗務員(CA)

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搭乗前のブリーフィング -準備に次ぐ準備-

 客室乗務員の仕事は、登場前のブリーフィング(打ち合わせ会議)から始まります。会議に入る前に自分のメール確認をし、掲示板などで現在の機材繰りなどを確認します。客室乗務員だけの機内サービスの打ち合わせが終わると、コックピットクルーとのブリーフィング(打ち合わせ会議)があります。その後、お客様より1時間ほど早く機内に入ります。

 

 機内では、各自担当する業務の用意をします。例えばギャレイ(厨房)担当になった場合は、食材の個数状態チェック、保冷剤を外し、オーブンの下暖め、ビバレッジの準備などをします。お客様が搭乗された後は、保安要員として荷物の収納が上手にできているかなどを確認します。

 

 LCCの場合は、地上職員として到着した機体の清掃から業務が始まります。その後、ラウンジで席のアサイン、お客様の誘導となります。

 

  • ブリーフィング(打ち合わせ)の後、機内で担当業務の準備にあたる。

 

機内ではひたすら歩きまわる

 離陸してからは、サービスの手順に従い、飲み物をカートに引いて一人ひとりに伺いながらお渡しします。その間、ギャレイ担当は肉の焼き具合をみます。客室担当が次に行うのが、アントレ(メイン)料理のサービスとなります。食事後には、暖かいコーヒーや紅茶などの飲み物を配ります。食べ終わった後片付けをしたら多少落ち着く時間がきますが、同時にトイレが混み合いますので、掃除とペーパーなどの補充をします。その後は打ち合わせ通り、飲み物やスナックをいつ出すかを考えながら準備をします。

 

 到着までは、どんな人がいらっしゃっても、何の案件でも回答できることが必要です。関税の質問からワインの銘柄まで様々な内容について聞かれます。また、赤ちゃん連れのお客様には、お母様がお手洗いに立つ間にお子さんをあやしていることなどが必要となります。同時にコックピットクルーの面倒もみるため、食事や飲み物を出します。

 

 LCCでは、流れは通常の航空会社と同じですが、全てのサービスが有料です。そのため、金銭の授受があり、レジ締めのように残金と売上げが合っているかの計算をします。

 

  • 飲み物や食事の提供と片付け、お手洗いの清掃など、常に忙しく動き回る。

 

お話をすること自体が仕事

 外国人の方には、基本的に英語で対応します。このため、TOEICは入社時点で550点程度は必要です。また、年に1度はTOEICのテストが義務化されています。機内で免税品を売りますので、これに伴い金銭の売上げ計算もあります。また、飛行機自体の入国書類が必要な場合がありますので、その書類作成もあります。入国前には書類を配り、書き方が分からない方には説明をします。

 

 必修ではありませんが、食品に携わっている会社の従事者である特権としてソムリエの試験をとることができますので、ソムリエの先輩が大勢います。ワインについてだけではなく、あらゆる知識を増やすことが要求されます。客室乗務員とお客様との雑談は、スポットカンバセ-ションとして会社から高く評価されます。ただし、お客様との対応は一期一会ですから、飛行機を降りたら、あくまで窓口は会社です。プライベートも常に会社のブランドを背負っているため行動には注意が必要です。

 

 到着したら、機内に大きなゴミはないか、汚れていないかなど、簡単な清掃をかねて歩き回ります。LCCの場合は、これに地上でのカウンター業務、旅客の誘導、デスクワークも入ります。煩雑な仕事ですが、訓練所に数ヵ月通うことで全て学ぶことができます。

 

  • 様々な知識を活かしてお客様と会話をすることも、大事な業務の一つ。

 

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本記事は2015/11/17の情報で、内容は客室乗務員(CA)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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