妊婦の背景を想像する
妊婦をみるとつい背景を考えてしまい、今は○週くらいかな?この頃はきっとこういう時期だから、△△がしんどいだろうなと考え、心配してしまいます。
妊婦を見ると、なぜか幸せな気分になることもよくあります。妊婦は幸せホルモンと呼ばれる女性ホルモンを大量に分泌している為、幸せな気分を抱きやすいです。そのことを知っている助産師は、幸せそうにしている妊婦をみると嬉しくなります。元気な赤ちゃんを産んで欲しいと願わずにはいられません。
- 背景を考え時には心配し、幸せそうにしていると嬉しくなる。
妊婦の分娩予測をする
臨月近くの妊婦を見ると、つい分娩予測をしてしまいます。体型やお腹の大きさ、姿勢、年齢などちょっとした情報から、大体の分娩予測が分かります。どんな分娩をされるのかなと想像しながら、彼女やその家族を思い描いてしまうことがあります。
どちらにせよ、妊婦をみると幸せそうな家族を描いてしまう癖が助産師にはあります。幸せであって欲しいという願いがこもっているからかもしれません。仕事でもより健康で幸せな妊婦生活を送れるよう援助するのが助産師の役割です。
- 妊婦をみると幸せそうな家族を描いてしまう癖がある傾向。
妊婦を手で癒す
助産師は妊婦によく触ることがあります。妊婦のお腹をなで、背中をさすりたくなります。助産師はいつも妊婦とお腹の中にいる赤ちゃんを愛しく思い、触ってしまうのです。助産師の手はよく温かいといわれますが、妊婦への愛情がそうさせているのかもしれません。
助産師にとって「手」はとても大切な商売道具です。妊婦やお腹の中にいる見えない赤ちゃんを手で診察します。妊婦の心の悩みを手で癒します。分娩介助では、会陰を優しく保護し、赤ちゃんを誘導し、妊婦を落ちつかせます。助産師が妊婦を触るのは、職業病なのです。
- 助産師が妊婦を触るのは、職業病。
本記事は2015/11/19の情報で、内容は助産師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。