主要メンバーは20~30代
地域性や販売店の規模にもよりますが、一般的にはカーライフアドバイザーは20代前半~30代くらいまでのメンバーが多いです。会社としても若くて元気な営業マンのほうがお客様に対しての印象が良く、売れるというイメージがあるからです。
大型のショールームを構えるディーラーに行くと、たいていショールーム担当の若い女性スタッフがいたり、眩しいくらい若くて素敵な男性営業マンがいたりします。企業イメージという点からも、比較的若いスタッフが求められています。20代半ばくらいのいわゆる第二新卒と呼ばれる年代なら、転職成功率は比較的高いです。
- 若手スタッフが好まれる傾向があるため、20代半ばくらいの人は採用の可能性が高い。
歳を重ねているほうが有利な場合も
実はトップセールスと呼ばれる人たちはもっと落ち着いた年齢が多いです。彼らは若手社員よりも多くの知識を持っており、長年積み重ねた成功率の高いやり方で、コンスタントに実績を上げることができるからです。クルマの知識だけでなく、事故時の対応、任意保険の知識、経験から得た多種多様な購入のケースを知り尽くしているから、一人一人のお客様に最適な提案が出来るのです。
未経験スタートの場合、そんな知識はないと不安に思うかもしれませんが、今までの人生で経験してきたことが必ずこの仕事の役に立ちます。見るからに新人の若いスタッフより、ある程度落ち着いた年齢のスタッフのほうが安心して話せるというお客様も多いのです。専門知識は入社後の努力でいくらでもカバーできます。
- お客様によっては、若い人より落ち着いた年代の人の方が安心できるという場合も。
年齢よりも自分のウリを見つける
正直なところ、企業としては「売れればいい」わけですから、「この人、売れそう」と思わせられたら勝ちです。極端な話、見た目が老けていても話してみたら非常にクルマに詳しく、自分が気付かなかったようなクルマの見方や利点を教えてくれたら、もっとこの人の話を聞いてみたいと思うはずです。そんな「面白さ」を自分の中に見つけてアピールすることが大事です。
現役のカーライフアドバイザーの中にもいろいろなタイプの人がいます。明るくてハキハキ喋る体育会系タイプだけではなく、インテリ系から癒し系まで、本当に様々です。みんなそれぞれの強みを活かして接客にあたっています。まずは初心にかえって、自分の強みをどのようにクルマの販売につなげられるのか、とにかく考えて考え抜くことです。常に考える姿勢が、カーライフアドバイザーの日常業務にも活かされます。
- 年齢よりも、自分の長所や強みをクルマの販売にどのように活かせるかが大事。
女性は将来的な展望もきちんとアピールする
女性の場合は年齢が高いほど不利になる可能性があります。実際、カーライフアドバイザーを務めるスタッフの男女比は9対1といっても過言ではないほど女性の割合は低いです。女性スタッフは新卒で入社しても20代後半までに結婚退職するか、他の理由で辞めるかで、30歳を過ぎた後もカーライフアドバイザーとして働き続ける人はごく一部です。
産休の制度があるところもありますが、業務内容から考えて、子育てをしながらやっていくのは非常に厳しい仕事です。女性の転職者の面接の場合、そのあたりが実際、面接官が一番聞きたいところでもあります。将来の展望をどのように考えているのか、長く働くことができるのかをはっきりと話しましょう。モラハラやマタハラなどと騒がれる昨今ですが、そのあたりを気にしているとこの仕事はなかなか務まりません。
- 女性の場合は年齢を重ねると転職が難しくなる。長く勤められること、将来のビジョンをしっかり持っていることなどを伝える。
本記事は2015/11/06の情報で、内容はカーライフアドバイザー(自動車営業)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。