授業の失敗というトラウマ
授業で失敗をして、生徒から大きなクレームになったり、もう2度とあの先生の授業を受けたくないという悪評が立ったりすることもあります。メンタルが強いと自負している人も、さすがに悪評が立つと精神的苦痛からなかなか抜け出せず、「辞めてしまおう」と考えるものです。誰もが経験します。
しかし、クレームは生徒からのエールでもあります。それではいけないと気付かせてくれる大切なサインなのです。逆にクレームがなければ成長がありません。どんな失敗をしたとしても、挽回するために努力を重ねて少しずつでも良い評判が立ってくれば、失敗などすぐに克服できます。
悪質なクレームもまれにありますが、あくまで個人の主観であり客観的な視点で見ている人は応援してくれます。生徒にもいろんな性格の人がいるので、自分と合わない生徒はむしろ授業に予約してくれない方が楽です。思考を転換して淡々と続ける姿勢が大切です。
- クレームや悪評も挽回のチャンスと捉えて地道に努力すれば、生徒が応援してくれる。
休みの日も仕事から抜け出せない
これは特に営業職や営業と講師兼務の場合に多いのですが、休みの日も、「今日の生徒に声をかければ数字が上がるかもしれない」「今日出勤すればイベント1本取れるかもしれない」など、常に売り上げに追われている状態になってしまうのです。
あまり仕事の数字ばかり考えると楽しさがなくなり、辛いだけになります。その結果辛くなってしまい、辞めたくなる、もっと楽な仕事に就きたいと思うようになります。
辞めて楽な仕事に就いても、1度厳しい現場を経験してしまうと、物足りなくなります。楽な職場は怠惰な人が集まりやすく、むしろそれがストレスになる場合もありますので、大変な時期を仕事に対して前向きで情熱のある仲間と共に乗り越えた方が後々自分のキャリアアップには優位です。誰もが通る道ですが、乗り越えた人にしかその仕事の意義は見つけられません。
料理教室の講師であれば、生徒が救いの手を差し伸べてくれます。「先生の授業を毎回楽しみにしています」というその一言だけで、全ての苦しさが吹き飛ぶという経験をするまで、継続する信念を持ちましょう。
- 休日まで浸食される大変な仕事だが、生徒からの励ましで乗り越えられることも。
本記事は2015/04/10の情報で、内容は料理教室講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。