基本土日休みではありません
結婚式といえば、当然ほとんどが土日、祝日に行われるものです。ということは、カレンダー通りの休みをとることはほぼ皆無です。それどころか、挙式の当日と重なるので、一日中勤務になることがほとんどです。ですので、プランナーの休みは基本平日になります。
ただ、休みが少ないのかと言われると、そうでもなく、月8日の休みが基本ですし、有給休暇制度もきちんとあり、その他のアニバーサリー休暇や結婚記念日の休暇などブライダル業界ならではの特別なお休みを設けている会社も多くあります。
早朝、深夜勤務もあり
挙式前日はやはり準備にかなり時間がかかります。またその日の夜まで式が入っていることもあり、その片付けをした後に翌日の準備やセッティング、事前の最終確認まで行うことがあります。午後の披露宴が8時過ぎに終わり、片付け、準備となれば、かなり遅くまで残業となることが分かるでしょう。
さらに、それだけで終わらず、翌日は朝から挙式となると新郎新婦の到着が7時または8時。それまでに全ての会場準備、ウェディングドレスの受け取りと最終確認を済ませ、式の段取りを頭に入れとなるとプランナーの会場入りは始発電車で間に合うかどうかということにもなります。
挙式が続く繁忙期には、そのような日々の繰り返しになり、まさに体力勝負となるのです。もちろんその合間にも他のお客様との打ち合わせも入ってきます。それぞれのお客様に合わせたプランニングを考えていくとなるとかなり忙しい日々になるのです。
- 繁忙期は連日の挙式などで残業を含めてかなりに激務になることも。
お客様の都合に合わせての勤務になりがち
挙式まで、成約から含めて平均4回程度の打ち合わせをします。プランナーの休みの日程は上記でおおよそお伝えしますが、お客様がどうしてもその日しか打ち合わせにこられない、ドレスの試着ができないとなれば、当然プランナーが都合を合わせるしかありません。これは会社にもよりますが、一人のプランナーが専属となって担当する場合、他の誰かに任せるわけにはいかず、お客様に合わせて休みを変更したり、休日を返上して出勤したりすることもあります。
もちろんすべてはお客様の笑顔と最高の結婚式のためですが、プランナーの実際として、休みが固定ではないこと、時期やお客様の都合によって休みが取れたり取れなかったりすることがあるということを頭に入れておいてください。
- 新郎新婦の都合を最優先させる結果、休みが不規則になることも。
新人プランナーは残業が多い?
どこの業界にも共通することではありますが、新人のうちはどうしても仕事にも慣れず不安もあり、プランニングを何度も検討したり挙式の前に事前確認に手間取ったりと残業が多くなりがちです。先輩プランナーのサポートに入る際にも、勉強したいという思いから長い時間見せてもらったり、本来は手伝わなくてもいいものを手伝ったりとやはり長時間勤務になることが多くなります。
ただそれも慣れてくれば、上手にオンとオフが切り替えられるようになりますし、やはりお客様の最高の笑顔を見ればやりがいと変わっていくものです。ただ頭の中に入れておいてほしいことは、華やかな部分だけではなく、かなり体力勝負であるということ、また現実として土日休みにはならないし、お客様の都合に合わせることが非常に多くなるということです。
- 新人時代は不慣れからくる残業も覚悟が必要。
本記事は2015/04/10の情報で、内容はウェディングプランナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。