建築士の実力が発揮できるテナント業界
最近は、商業施設や店舗、倉庫、工場のように、最初から賃貸を目的とした建物を建設するケースがあります。このような建物は、投資や資産運用のために活用されていることも多いですが、最近では大規模な商業施設が建設される傾向にあります。
テナントの開発を行なう業界では新しい物件の建設を行なう会社も多くなり、多くの建築士がこのような業界において働くようになっています。テナント業界では、集客力の高い物件の企画や開発を行ない、魅力ある店舗づくりを行なうように業務に就いています。
そのことから、設計事務所などで商業施設などの設計を行なってきた人がテナント業界に転職して実力を発揮するといったことが増えています。
様々な職種で活躍できるテナント業界
テナント業界では、設計、企画だけでなく、工事監理、土地開発や管理、施工管理、メンテナンス、賃貸業務などの多くの職種があります。建築士にとって職種の幅が広いため、自分に合った仕事が選べることが特徴と言って良いでしょう。
テナント業界の場合、設計事務所からは設計や企画に転職する人が多く、施工管理などでは建設会社から転職を行なう人が多くなっています。また、管理やメンテナンス業務においてもビル管理などの経験者が転職してくるようになるなど、最近のテナント業界は、多くの建築士が活躍するようになっています。
テナント業界は、今後も成長が見込まれることから、建築士による転職は増えていくと言われています。
本記事は2015/10/30の情報で、内容は建築士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。