40代の建築士の存在感は業界でも高まってきている
40歳を超え、経験も豊富な建築士においては、現場なら管理者として、設計事務所では設計チーフとして、指導的な立場として仕事に従事するケースが多くなります。また、中堅幹部として後輩の人材育成や指導も行うようになります。このように40代建築士では、どの業者や職種でも指導的な立場の建築士として活躍していることが多くなります。
また、団塊世代がどんどん退職するにつれ、後継者となる人材が不足している建設業界にとって、指導力や熟練した技術を持つ40代建築士を求めることが多くなってます。たとえば、設計事務所や建設会社などでは、実力ある優秀な人材を求めているところが目立つようになっています。
40代の建築士の場合、ヘッドハンティングとして設計事務所やコンサルタント会社などから引き抜かれることも多く、40代の建築士でも転職をするケースは多くなっています。これは、専門職ならではの特色が現れるものであり、熟練した技術の価値を表していると言えるでしょう。
40代の転職では高収入も期待できる
高い技術力を持つ40代の建築士は経験が豊富なことが特徴です。40代であっても転職に関しては他の職業に比べて容易であり、熟練した技術と経験を活かせる職場へと転職をする建築士も多くなっています。
またこの世代では、管理職や幹部社員として働く人も多いことが特徴であり、指導的な人材を求める会社においてはニーズが高くなっています。実際に、管理職や熟練した技術者を対象とした求人も多くなっています。
さらに、建築設計や構造設計といった高いスキルを持つ建築士であるなら、転職によって建築士の平均年収を上回り、幹部として採用された場合、年収は1,000万円以上といったところも多く見られるようになっています。
本記事は2015/10/29の情報で、内容は建築士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。