20代の建築士の就職・転職先について
一昔前は、業界において20代の建築士は非常に少ないものでしたが、最近は20代で建築士に合格する人が多くなっています。これは、資格予備校が充実してきたことや建築系の専門学校や大学などを卒業する受験者が多くなったことも一因です。そのため、若い建築士が増えるようになり、20代の建築士が広く活躍するようになっています。
20代の建築士の特徴として、勤め先としては、設計事務所やゼネコン・建設会社、官公庁に勤務する人が多く見られます。また、20代の建築士においては住宅メーカーに転職する人が非常に多く見られます。
若手に人気の住宅メーカー
住宅メーカーは若い建築士に人気のある職場です。住宅メーカーでは、建築士として設計に従事したり、施工管理や技術の開発に従事しています。住宅に関心があり、住宅展示場などにおいて営業を希望する人もいます。20代ならではの充実感が得られることが人気なことから、転職者が増えているようです。
その他、20代の建築士では、転職の選択肢が幅広いため、官公庁などに応募することもできます。そのことから、20代の建築士の転職は比較的容易な環境となっています。
転職によって収入アップも期待できる
20代の建築士は、会社に勤めながら資格を取得した人がほとんどです。建築士資格を取得しても、所属する会社では給与面では資格手当てが付くぐらいで、職種は入社時のときとはあまり変わらないといった場合が多いようです。そのことから、建築士資格取得を機会に転職を行なう人も多くなっています。
20代の建築士でも職種を変えることによって収入アップは可能です。たとえば、建設会社やコンサルタント、住宅メーカーに転職を行なう場合、年収が上がるケースも多いようです。
本記事は2015/10/29の情報で、内容は建築士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。