コピーライターの転職の志望動機(例文あり)と自己PR

職業:コピーライター

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 コピーライターの転職時に必要になるのが「志望動機」「自己PR」です。どの職種でも「志望動機」「自己PR」は大切ですが、ここではコピーライターならではの「志望動機」「自己PR」書き方のポイントについてご紹介します。また実際にコピーライターの方が書いた履歴書から抜粋して、志望動機の例文も2例ご紹介しますので併せてご参考下さい。

 

 

コピーライターの志望動機の例文2つ

 まず初めに、実際にコピーライターの転職活動をされた方が書いた履歴書の中から志望動機の例文を2つ抜粋してご紹介します。2名とも異業種から未経験でコピーライターの転職に挑戦される事例で、最初の人は理系出身者で機械メーカーの商品企画からコピーライターへ転身される事例、二人目の方は広報として2社でこれまで活躍してきた方がコピーライターへ転身されるという事例です。

 

メーカーの商品企画から広告代理店のコピーライターへ転職する志望動機

 現職では機械設計、商品企画を担当してきました。大学での専門が情報工学でしたので、機械設計は一からのスタートとなりましたが、常に謙虚に学ぶ姿勢を大切に精進して参りました。そして、念願だった商品企画に社内公募し異動しました。商品企画をし、将来世の中に出ていく商品を作る中で、開発だけにとどまらずより世の中に商品を広める仕事をしたいと思うようになり、未経験のコピーライターに対しても採用を行っている貴社に魅力を感じ応募しました。メーカーの宣伝を主軸とする貴社の事業内容においては、私が今まで経験してきた知識が生かせると信じています。特に家庭用機械においては、商品の企画、設計、マーケティング、販売促進に至るまで一貫して事業に関わってきましたので、貴社のコピーライターとして採用された際には、これまでのメーカーでの勤務経験を踏まえて、クライアント目線で広告戦略の打ち合わせや企画ができるかと思います。更に、クライアントとより良好な関係を築いていけるように、専門的な知識を習得していくと共に、ライティングの知識や技術を自ら学び吸収していく姿勢を大切にして高めていきたいと思います。一日も早く貴社、そしてクライアントに貢献できるように努力します。

 

化粧品会社の広報部から広告代理店のコピーライターへ転職する志望動機

 現在、そして前職でも広報として勤務してきました。その中で、自社の魅力を世の中やお客様に対してPRすることを中心に行っているうちに、文字で人々に商品の面白さや魅力を伝えるというコピーライターの仕事に強く魅力を感じました。これまでの職務経験では、とことん自社ブランドにこだわり対外に宣伝して参りましたので、この経験は大きな強みとなると信じています。特に化粧品関係ではこれまでの知識を生かし貴社に貢献できると考えております。

 

参考コピーライターの履歴書の実例(志望動機の例文あり)

コピーライターの履歴書の例文

 このページではコピーライター志望者が実際に転職時に書いた履歴書の実例を2つ紹介します。一人目が異業種(機械メーカー・商品企画)から未経験で広告代理店のコピーライターへの転職を希望...

 

コピーライターの志望動機の書き方のポイント

 

 上記、2名の方の志望動機の例文をご紹介しましたが、上記の例文を踏まえて「コピーライターの志望動機の書き方のポイント」をまとめます。

 

①そもそもなぜあなたはコピーライターになりたいか

 コピーライターの仕事に魅力を感じたのはなぜでしょうか。横文字職種がかっこいい気がしたから、昔から文章を書くのが好きだから、自分が書いたものが世の中に出ていったら素敵だから、有名になれそうだから、給料がよさそうだから…。色々と個人的な思いはあるでしょう。まずは自分に素直になっていくつも理由を考えて書き出していってみてください。これがまず第一歩です。

 

 そして大切なのは、自分の思いをしっかりと持ちつつ採用先のニーズと合致させることです。これはライターの仕事でも同じことが言えますが、思いや表現方法の巧みさばかりが先行してクライアントのニーズを汲み取り反映していなければどれだけ表現にセンスがあってもだめなのです。志望動機では、自分のコピーライターへの情熱がどのように応募先企業の仕事に生かせるか、クライアントを喜ばせられるかを書いていく必要があります。ですので「なぜ自分はコピーライターになりたいのか」をまずはとことん突き詰めましょう。

 

  • 自分の本音の志望理由を分析して採用先の意向とマッチングさせていくことが必要。

 

②「書くことが好き!」「クリエイティブな仕事をしたい!」では弱い

 コピーライターの仕事のメインはやはり書くことです。これが好きで志望する方も多くいるかとは思いますが、これをメインの志望動機にするのは、やはり弱いです。当然ながら多くの応募者がそうであるのでかすんでしまいます。例外的にコピーライターの新人賞を受賞していてそれを書くなら別ですが、そうではない限りは限られたスペースですし、そこに割いてしまうのはもったいないです。

 

 実はコピーライターの仕事は「書く能力」以外にも、多くの人と関わることができるチーム力、効果を出す広告を作り出せるお客様目線、さらにこれは会社によりますが効果測定やマーケティングまでコピーライターに求められることがあります。ですので、ライター業界では、単にクリエイティブなことがしたい、自分は個性的だからということを志望動機にすると敬遠されます。過去のキャリアや経験から、自分の力を発揮して応募先企業にどんな貢献ができるかを志望動機にしていくと、自分、応募先企業、そしてクライアントの三者win-win-winとなり、採用担当者の目にも魅力的に映ります。「書くことが好き!」「クリエイティブな仕事をしたい!」は書くまでもない前提と考えたほうがいいかもしれません。

 

  • 「書くことが好き!」「クリエイティブな仕事をしたい!」ではライバルに埋もれてしまうので自分の経験から来る独自性のある志望動機を!

 

コピーライター自己PRのまとめ方

 

 上記で述べましたが、コピーライターの仕事はクリエイティブな側面以外にも、チームプレー、お客様目線、時にはマーケッターのように市場を分析する力が求められています。つまり未経験者であっても、そのような点を自分の強みとして自己PRすることで、採用確率がぐんとあがることになります。

 

 営業としてクライアントのニーズを丁寧にヒアリングして、提案したりその後のフォローもしっかりと行い信頼を勝ち取ってきた経験は、ライターとして顧客打ち合わせや提案で大いに役立ちますし、マネージャーとして様々な部署の人と連携したり、部下をもちチームの目標数字を管理し、士気を高め達成に導いて来た経験は、ライターとして多くの人と関わる際に必要な条件となります。これらはコピーライター未経験の場合などでも自己PRにつながります。

 

 また自分の就業している会社の専門分野を応募先企業がクライアントとして抱えている場合は、業務実績を通した専門知識で会社に貢献できるでしょう。その分野がニッチであったり、例えばライター業界では志望者が少ないであろう理系(特に機械系や医療)であれば、採用先企業としてもライターとしては未経験であっても十分に採用する理由となりますので自己PRに使えます。

 

  • 自分の今までの専門性が生かせるところ、そして自分の特技が生かせるところを自己PRとして書いていこう。自分の過去のキャリアを分析することが自己PR制作の第一歩!

 

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本記事は2018/03/27の情報で、内容はコピーライターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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