あまり年齢には縛られない職種
コピーライターというと、アイデア勝負、そして体力勝負と考えられがちで 、年齢層も若いうちにしかなれないのではと、世間一般的には考えられています。しかし、そうでもないのがこの世界です。というのも、実力主義が色濃く、職人気質な部分もまだあるので、実は年齢そして学歴に関係なく力さえあれば門戸は広がっていきます。もちろん、年齢に応じたキャリアや社会人としての経験があれば、ライターとしてプラス要素に働きますが、それが直接ライティングに関係していなかったとしても、十分可能性はあります。
- 年齢不問で実力主義の傾向。
年下の先輩に教えられることに本当に耐えられますか?
コピーライターの世界に学生時代バイトから入り、20代後半ですでに10年近くのキャリアをもつ人もいる世界です。つまりもし30代でコピーライターとしてのキャリアをスタートさせた場合、20代のリーダーやプロジェクトリーダーに指示を受けることもあります。
ライティングの仕事では、多くの人と関わりながら肌感覚で学んでいくことも多くありますし、いわゆる下積みの仕事も多くあります。年下の上司の書いた原稿の誤字脱字がないか、一日中チェックをしたり、または、インタビューをしてきた音声のテープ起こしの作業をしたり、納期に追われて幾晩も徹夜をしているぴりぴりした職場の中でサポートの仕事をしたりすることが本当にできるでしょうか。
入ってみてやはり違ったというギャップが多いのもこの業界の特徴です。特に新人時代は何でも屋さんのように、先輩に尽くしながら仕事を盗む、つまり教えてもらう余裕がないので、近くにいて学びとっていくことも求められます。それでも、そうまでしてもコピーライターになりたいと思えるのならば、年齢にとらわれず挑戦する価値は大いにありますし、その情熱で門戸が開く可能性もあるでしょう。
- 実力主義ゆえに(転職年齢によっては)年下が上司になるような事例もある。
コピーライターとしてのキャリアと年齢
コピーライターとしてのキャリアとしては、まずはライティングを学び編集やディレクションを行っていくのが一般的です。ディレクションとなると、顧客と打ち合わせをして、宣伝計画の根幹に関わったりプランニングをしたりすることになります。年齢制限はないものの、当然スタートが遅ければ、ライターとして円熟するまでに5年から10年はかかりますし、その後、プランニングに関わっていくことになるとすると、スタートする年齢と自分の目指すキャリアを鑑みて転職に踏み切る方がよいでしょう。
本記事は2015/04/08の情報で、内容はコピーライターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。