葬儀会社で独立開業は可能?

業界:葬儀会社

430views

imasia_542648_M

 

「一国一城のになりたい」、先走って行動するその前に

 葬儀業界はこれからもすたれることがありません。そのため、葬儀屋として独立開業をしていくことは簡単である、と考える人もいます。しかし、葬儀屋の独立開業を考えるならば、最低でも以下のことを頭においておかなければなりません。

 

 ①、同業他社とエリアがかぶっていないか。もしくは、かぶっていてもそれに勝てるか。
 ②、人脈はあるか。人材は確保できるか。
 ③、提携業者はあたりがついているか。
 ④、料金設定を組み立てられているか。
 ⑤、明確なビジョンがあるか。
 ⑥、建物などにあてはあるのか。

 

葬儀会社の独立が難しい理由

 葬儀会社というのは、独立が非常に難しいものだと言わざるを得ません。なぜなら、上で挙げたもののうち、①と②と⑥が資金面で大きなネックになってくるからです。

 

 まず大前提として、葬儀を行う場合、利用者は「新進気鋭の」葬儀会社を選ぶことはほとんどありません。冠婚葬祭という、「習慣行事」においては、目新しさよりも慣例や安定性を望む傾向が強く、聞いたことのない葬儀会社よりも地元に根付いた会社を選ぶことの方が圧倒的に多いです。

 

 また、夫婦で経営できるような小規模なレストランなどと違い、葬儀には「人員」が必要となります。人材の確保も大変ですが、人件費が経営を大きく圧迫します。また、葬儀を行うための建物も確保しなければならず、潤沢な資金があるか、もしくは銀行を説得できるような計画がなければなかなか難しいのが現状なのです。

 

 加えて、現在は「小規模な葬儀」を希望する遺族も増えてきており、1件の葬儀によって得られる利益幅が小さくなっていることも、この厳しさに拍車をかけます。誤解を招きかねない言い方ですが、「薄利多売」が必要となってくる今後の葬儀業界において、「知名度の無さ」は致命的な弱点とも言えるのです。

 

独立への問題点をクリアするためには

 これらの問題をクリアしなければ、独立はできません。資金を十分に用意する、というのがもっとも簡単な解決策ですが、それができない場合は「工夫」が必要となってきます。様々な工夫がありますが、ここでは代表的なものを2つ挙げておきましょう。

 

  • ほかの葬儀会社にはない、独自のプランを組み立てる
  • 自分で建物などを持たず、葬儀の飾りつけや司会進行をするだけの会社を立ち上げる

 まず、1つ目について詳しく見ていきましょう。これは現在増えてきたカタチであり、従来の葬儀の形に捉われないタイプの式を行う業者を指します。たとえば、故人の趣味にのっとった式を行ったり、完全に無宗教の形式にして音楽葬という形で送り出したり、ということを得意とするということです。

 

 上記でも述べたように、葬儀というのは「慣例」を重視します。しかし同時に、10年前、20年前に比べれば、葬儀の形が多様化しているのも確かです。そのため、「従来の葬儀会社では取り扱っていない独自のプラン」を打ち出すことは、独立を考えるときに大きな意味を持ちます。

 

 一種のニッチ産業と言ってもよく、利用者の数はそれほど多くはありません。ただ、遺族や故人に可能な限り寄り添う式が可能であるため、リピーターやクチコミでの広がりが期待できます。また、「このような式をしたいのであれば、ここの会社でしかできない」というのは、同業他社を大きく突き放せる強みでもあります。

 

 もう1つの方法は、都心部などで多く取られている形です。「会社としての式場」を持たず、故人や遺族の住まいから近いところの会場(公民館など)を借り、祭壇などを設置するタイプの葬儀屋です。この場合、建物の維持費がかからず、かつ遺族やご遺体の搬送も簡単であるため、無駄な費用がかかりません。遺族と会場を結ぶ「中間業者」としての意味が強く、葬儀会社が負担する費用が少なくて済むのが魅力です。

 

 この場合は、事務所に最低限の人数だけを置き、葬儀が入るたびに、外部のスタッフに連絡を取る、という形が一般的です。こうすることで人件費も抑えられます。ただし、常駐するスタッフの数が少ないということは、人件費の削減に努められる一方で、「外部スタッフの都合が合うとは限らない」というリスクを背負うことにもなります。そのため、誰かに断られてもほかの人に声をかけることができるように、②で挙げた「人材の確保」には細心の心配りをしなければなりません。

本記事は2015/10/01の情報で、内容は葬儀会社での勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

転職サイト!最新人気ランキング!

全て無料!情報収集にも転職相談にもまずは以下の大手エージェントを味方につける!

  1. 「転職」と言えばもちろん「リクルート」!求人件数の多さはもちろんカバーする業種・職種の幅も業界トップ級!まずは1サイト登録するならここ!

  2. 転職業界大手で国民的な企業の「マイナビ」!リクルートエージェントと併用する人も多い!2サイト利用でほぼ全ての業界をカバーできる!

  3. インテリジェンスが運営する「DODA」もランキング上位!非公開求人が多いことや地方都市の求人に強みがあることが特徴のサイト!

  4. 女性の転職に特に定評と実績がある「パソナキャリア」!女性向けのセミナーやコンテンツ配信の質と量は業界随一!

  5. 年収アップに自信ありの「@type」!スキルや年収を適正に評価し年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

ページ上部へ移動する