都市銀行(メガバンク)の休日出勤

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休日出勤はある?

 都市銀行では、ほとんどの場合、休日(カレンダー通り)に出勤することはありません。これは、多くの金融機関で適用されている休暇の取り方で、お客様の企業が休暇の時に金融機関も休暇を取っておこうという考え方です。

 

 ただ、もちろん例外はあります。例えばお客様に向けた様々なセミナーが休日にあれば、その対応のため休日出勤という形になります。セミナーはそこまで頻繁にないものと思われがちですが、意外と多いのが現状です。総合職の法人営業の場合は、お客様が会社の経営者か経理なので休日にセミナーがあることは少ないですが、地域総合職の個人営業であればお客様は個人なので、休日にセミナーを開くことも多く、休日出勤がたまにあります。

 

 また、セミナーだけではなく、その部署に非常に重要なお客様(企業の経営者や経理部長などの執行役員)をお呼びして、地域のお客様懇親会などを開くことも多々あります。これは、銀行の役員などが出席してお客様との交流を図る場として非常に活用されています。

 

 そして、総合職の法人営業でも、繁忙期で平日だけではとても作業が間に合わないという場合は、部長に許可をもらって休日出勤することがあります。休日出勤を上司から言い渡されることもあれば、自分から申請することもあります。ただ、毎月の残業時間を銀行内で決めており、もしその時間を超過して残業の申請をしていなければ、監査機関の監査に引っかかってしまうことがあります。そのような事態はその部署の重大な失点となるため、最近ではできるだけ休日出勤を避けるという習慣がついてきています。

 

  • 基本的にカレンダー通りに休めるが、セミナーやお客様と銀行役員との懇親会、繁忙期などは休日出勤になる場合も。

 

休日出勤が多い部署

 休日出勤が多いのは、総合職の本部セクション(専門職)の行員です。本部セクションは、平日は主に法人営業部のバックに立ってお客様を訪問をしたり、法人営業部からの専門的で多様な質問に回答しなければならないことが多く、専門分野の調査や研究、レジュメを作ることに時間を費せないことが多々あります。

 

 そんな中で、休日であれば自分宛の電話が鳴ることもなく、集中するにはとても良い時間であるため、自分の仕事をしっかりと行うことができる時間として休日を利用して仕事をする人が多いです。

 

  • 専門職の行員は休日出勤の頻度が比較的高く、平日にできない専門分野の調査やレジュメ作成を行っている。

 

海外駐在員の休日出勤

 日本国内では、労働基準法や都市銀行内のルールにより残業時間などが決められているため、休日出勤はできるだけ行わないように各都市銀行が言い渡しています。しかし、海外についてはこの限りではありません。都市銀行の海外支店は、国や地域にもよりますが、休日出勤を積極的に推奨しているところも多々あります。そして、平日の残業を減らして、「駐在員ライフ」を楽しむというところもたくさんあるのです。

 

 ただ、「駐在員ライフ」といっても個人のプライベートな時間を過ごしているだけではありません。日本では都市銀行の接待などはとても厳重に管理されていますが、海外では大変自由にお客様の接待をしています。平日の夜に、早い時間から接待に行くことも多いです。そのため、その週にできなかった仕事や翌週の事前準備をするために休日出勤する人がとても多いのです。

 

 日本国内の支店と海外支店の働き方の習慣には少し違いがありますので、海外駐在員を希望している場合は、ある程度の週間は知っておいた方が良いかもしれません。

 

  • 海外では休日出勤を推奨しているところも少なくない。平日の仕事を早めに切り上げて接待に充て、休日に事務作業を行うようなケースもある。

 

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