チャイルドマインダーとして独立・開業する方法

職業:チャイルドマインダー

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チャイルドマインダーの独立・開業事情は?

独立・開業する方法

 チャイルドマインダーの資格を取った人が個人で独立して開業しようとする場合、どのようなやり方があるでしょうか。まずお勧めなのが「NPO法人日本チャイルドマインダー協会」に所属することです。同協会では、チャイルドマインダーの研修と認定を行っており、場合に応じてフォローアップ研修や巡回指導、仕事の紹介や近隣のチャイルドマインダーを紹介して連携を取ってもらえるなど、いくつものサポートを受けることができます。

 

 また、協会に属するメリットは他にもあります。例えば預かり時間内の子どもの怪我など、何かトラブルがあった際に、協会が入っている保険を使えることです。もちろんそのようなことはないように努めたいところですが、多人数を預かる保育施設でも起こりうることですし、ひとりでは対応するのが難しいケースもありますので、組織のバックアップがあったほうが、初めて開業する人には安心です。また、営業ツールの作成の相談にも乗ってもらえるため、開業時のノウハウを知るのには好都合です。

 

 もちろん、自身の理想とする保育のイメージがあり、他に経営面などでアドバイスをもらえる仲間もいて、個人事業主として自宅で開業するための計画を自分で綿密に立てられるようであれば、それもよいでしょう。外部からの干渉のないところで保育を行いたいという人や、保育施設で働くより自分の目の届く範囲で少人数の子どもを預かるほうが性に合うという人は、個人での開業が合っているかもしれません。

 

 どの業種でも独立した際に共通することですが、給料をもらって働く組織人と違い、個人事業主となれば、常に仕事の収支を気にかけながら毎日を過ごすことになります。自身の社会保険や毎年の税務署への申告・処理も基本的には自分で行わなければなりませんし、何より事業として行う以上は継続的に利益を上げていかなければなりませんので、相応の気構えが必要なのは言うまでもありません。

 

独立・開業したチャイルドマインダーの仕事のやり方

 自らが独立して開業したチャイルドマインダーの仕事のやり方は、一様ではありません。その人の志向や環境などによって、様々なやり方があります。そのなかのいくつかを紹介します。

 

 ひとつはまず、自宅を保育ルームとするやり方です。これは最も一般的な方法です。条件としては、子どもたちが遊んだり学習したり、食事や昼寝をするのに充分なスペースがあることです。清潔なトイレや、机の角などにカバーをつけるなどの安全対策も必須で、おもちゃや寝具も揃えなければなりません。食事やおやつの用意のためには、清潔なキッチンも必要です。自宅でできる分、初期投資が必要だともいえます。

 

 ふたつ目は、訪問での保育です。子どもの自宅を訪ね、必要な時間をそこで過ごします。ベビーシッターに似ていますが、保護者からは保育に必要な知識を身につけたチャイルドマインダーが生活や遊びをサポートすることで信頼が得られ、子どもは自宅にいることで安心できます。初期投資もほとんど要らず参入はしやすいですが、口コミで得意先が増えていく側面もあり、実績を積んで多くの保護者の信頼を得ることが「営業」につながります。

 

個人でやっていくか、団体に所属するか

 協会に所属するのとひとりでやっていくのと、どちらが良いかということは、一概には言えません。ただ、協会にはチャイルドマインダーのネットワークがあり、多くの事例の蓄積がありますので、自分のイメージする保育を実現するのにどのような受け入れ態勢を整える必要があるかの指導も受けることができます。開業を控えた人には近道かもしれません。

 

独立開業と、施設勤務のメリット・デメリットを比較

 チャイルドマインダーとして独立・開業する場合と、保育施設などに所属する場合、それぞれのメリットとデメリットについて考えてみます。

 

個人で独立・開業するメリットとデメリット

 個人で開業するうえでの最大のメリットは、自由が効くことです。時間的なことでいえば、始業・終業時間も定休日も決めるのは自分なので、好きなペースで仕事をすることができます。収入面でいえば、子どもを預かるときの時間単価や、一度に預かる子どもの数も、目指す収益と地域経済とのバランスを見つつ、自分が見られる限度との兼ね合いで設定することができます。基本的にひとりの仕事のため、職場の人間関係に悩まされることもありません。預かる子どもの数や預かり料金次第で大きく稼ぐことも可能です。

 

 反対に、デメリットとして挙げられるのは憚られますが、自由が効く分、施設の主宰者としてすべての責任を負う立場となることになります。何かあっても誰かのせいにすることはできず、保育時間内に起きたことはすべて監督者である自分の責任です。ましてや命を預かる仕事ですので、相当の覚悟を持っていなければなりません。また、他に代われる人がいないので、余程のことがない限り、預かりの予定を変えることもできません。

 

 また、経営者としては、事業として継続した収益を上げていかなければなりません。保護者を顧客と考えれば、安定した経営は信頼にもつながります。さらに、人間の養育にかかわっている以上、チャイルドマインダーは教育者でもあります。子どもたちには愛情を持って接し、良い思い出を作ってあげるようにしなければいけません。

 

 保護者は、子どもを通して施設の先生が良い人かそうでないかを知るものです。口コミで良い評判が広がれば、「私も預けたい」という人から声がかかります。地域の人たちも、日ごろからその施設の活動を見ています。保育従事者は人間的にも地域の住民たちから信頼され、尊敬される人であるように心がけたいものです。

 

保育施設で働くメリットとデメリット

 保育施設で働くチャイルドマインダーのメリットとデメリットは、個人の場合を、ほぼそのままひっくり返したものとなります。

 

 まず、時間的な拘束です。シフト制で運営されているところが多く、全員の都合を勘案してシフトが組まれるため、時には自分の予定を変えないといけないことも出てきます。給与面でも、その施設の給与規定に従った賃金を頂くだけですので、自分の裁量で収入が増えることは原則としてありません。また、職場の人間関係もあります。性格的に合わない人もいるでしょうし、ときには他の人の仕事をカバーしなければならないこともあります。

 

 さらに、チャイルドマインダーは「保育補助」で入ることが多く、保育士と同じ仕事をしていても報酬が少なかったり、休みが少ない場合もあります(夏季や冬期の休暇の日数は、勤続年数で決まるところもあります)。

 

 ただ、組織に属している分、収入は安定していますし、自分で経営も考えなければいけないプレッシャーとは無縁であるというメリットはあります。また、急な体調不良などのとき、他のスタッフにカバーしてもらいやすいという点も、組織ならではです。

 

独立開業と施設所属、どちらを取るか?

 個人で開業することと、組織へ所属すること、そのどちらが良いかはやはり一概には言えません。その人の性格や志向もありますし、どちらを取るかは、その人の選択にかかってきます。ただし、命を預かる責任の大きさ、重さという点では、個人も組織も変わりはないことを忘れてはいけません。また、上述したように、どちらにもメリットやデメリットがあります。

 

チャイルドマインダーの独立・開業に関するまとめ

  • 独立開業する際は、協会などに所属するか、完全に個人で開業するかの選択肢がある。
  • 自宅を保育ルームにするのが一般的だが、訪問型の方法を取るケースも。
  • 独立開業した場合、時間や収入などの裁量権がすべて自分にある一方で、常に収支を考え、全責任が自身にかかってくることを考慮しなければならない。

本記事は2018/01/31の情報で、内容はチャイルドマインダーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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